ブランキージェットシティと言えば、日本のロックバンドで最も再結成を望まれているバンドの一つです。
2024年7月2日に急遽Xとyoutubeの公式アカウント作られました。
7月9日20:00より1夜限りでLAST DANCEのフルHDにアップコンバートされた動画をプレミア公開するとのことです!
他にもサブスク解禁とか未公開の映像とか公開だったらいいな~とも思っていますが、一番嬉しいのは再結成だと思っています。
2024/7/9にLAST DANCEがプレミア公開されなんと31000人以上の人が同時接続してyoutubeで見られていました!
そして何か発表があると思って最後まで動画を見ると…
アナログ盤の発売と7/28にサブスク解禁とのことです!
ただ数字で2024 2025と書かれているので追って発表があるかもしれません!
あのMステ(ミュージックステーション)のタモリさんも再結成してほしいバンドとしてBlankey Jet cityと名前を上げていました。
メンバーはギターボーカルの浅井健一(ベンジー)、ベースの照井利幸(照ちゃん)、ドラムの中村達也さんの3人です。
この3人でしか出せない音楽があり、ライブはその場で始まるセッションやアドリブも多く日本を代表するライブバンドでもあります。
そんなBlankey Jet city ですが解散は2020年Last Danceにて惜しまれながら解散をしたのですが、今回は再結成があるのか?またそもそもなぜ解散をしたのかその理由について紹介をします。
また解散後に作られたそれぞれのたくさんの音楽や現在の活動についても紹介をします。
BLANKEY JET CITYオフィシャルYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@BLANKEY_JET_CITY_Official
BLANKEY JET CITYオフィシャルX
https://x.com/BJC_officialX
ブランキー中期~後期のベストアルバム
ラストライブの「LAST DANCE」
ブランキージェットシティが現役の時に密着して書かれた本がこちら
- ブランキージェットシティの再結成
- もし再結成をするなら歌ものではなく、3人が攻撃的なサウンドが期待される
- ブランキー解散後のそれぞれの音楽表現を聞いてほしい。それぞれの現在は?
- ブランキーの再結成はあるかもだけど…それぞれのソロワークスを聞いてみるのがオススメ
ブランキージェットシティの再結成
私は一番好きなバンドと聞かれてブランキージェットシティと答えてしまうぐらいファンですが、残念ながらブランキーが再結成をすることはないと思っていましたが…
下記に理由をまとめていくので確認してみてください。
2024年7月9日のプレミア放送ではサブスク解禁とアナログ盤発売のみのニュースだった
アナログ盤の発売と7/28にサブスク解禁とのことです!
その告知がされているサイトを見に行ったところ今の世代にも届いてほしいとのことですね。
ただ数字で2024 2025と書かれているので追って発表があるかもしれません!
ベンジーがFMCOCOROの「Midnight chocolate」で再結成について言及をしていた【2023年7月】
浅井健一氏がパーソナリティを務めるラジオ番組「ミッドナイトチョコレート」にてブランキーの再結成について言及されていました。
7月には中村達也さんがゲストとして二回の放送があってすごく楽しかったんですが、番組終了で再結成について話をしていました。
「再結成とかの話がたまに出ますが再結成はしない方がいいと思っている」
何度か話には出たんでしょうね。確かにあの年齢でしかブランキーは表現できない気もしますし、良い思い出のまま残るのも美しい気がします。
2020年ブランキー3人でスタジオに入って新曲を3曲していた
こちらはDONUTというメディアのインタビューですが、下記のことが書かれています。
ブランキーの3人でスタジオに入ったという話を聞いたのですが、どんなナンバーを一緒に演奏されたのですか?という質問に対して、浅井健一さんは
「新曲ですね。いつかアルバム作りたいですね。3人で。」
と答えています。
それから4年、3人のタイミングがあったのか、曲は増えたのか、3人でライブが行われるのかそれが気になります。
メンバーそれぞれの音楽ややりたいことが変わってきたから
そもそも解散となった理由は浅井健一さん(ベンジー)がアルバム「ロメオの心臓」から取り入れた表現したい音楽の違いが大きいからと中村達也さんは対談にて語っていました。
このアルバムではRADIO HEADなどのバンドに影響を受けたこともあり、中村達也さんが求められたドラムは抑揚があまりないものだったようです。
中村達也さんのウリでもある自由なドラミングは違うとダメ出しを出されるようになり不満に繋がったことが語られていました。
スクラッチやシングルのペピンなど打ち込みなどの音も取り入れたアルバムですが、それは中村達也さんからすればやりたい音楽ではありませんでした。
またこの時期になると3人一致ということはなく、2人がいいと言っても1人はよくないという状態だったようです。
中村達也さんとしてブランキージェットシティのバンドとして最高潮の時はアルバム2枚目のBang!か3枚目C.B.Jimの時だと言っています。
その当時は3人共、生演奏でぶつける音楽こそお互いのやりたいことと合致していたため、バンドを一緒にする意味もケミストリーも生まれていたといえるでしょう。
アルバムを聞き直しても各々の楽器がそれぞれ攻撃的である素晴らしいアルバムです。
その後はMetal moonと幸せの鐘が鳴り響きに関しては、プロデューサーの土屋昌巳の影響が大きくバンドとして調子が落ちていたようです。
しかし「SKUNK」で自分たちでやりたいようにレコーディングをすると土屋昌巳さんの意見を聞かないようにしてレコーディングもライブの時もまたよくなったとのこと。
解散をしようと思っていたらフリーライブの手応えがよかったため、バンドは継続されました。
ブランキージェットシティは若い時にこそ表現できるバンドだから
Dynamite Pussy Catsという曲でプラチナブランドがウッドベースにいつまでこんなこと続けるのか?と聞いた問いに「この細く美しいワイヤーが切れるまで」と答えています。
これはブランキーのライブができるのは細く美しいワイヤーが切れるまでと暗喩で入れていたのです。
ライブをやりきったあとに疲れて何もしたくなるようなライブをしたいとライブ映像で照井利幸さんは答えています。
ただこの歌詞はアルバム「LOVE FLASH FEVER」の「ガソリンの揺れ方」で回収をされています。
「あの細く美しいワイヤーはなかったよ」と歌われています。
完全に復活したかに思えたLOVE FLASH FEVERですが、その後音楽性の違いが出たのがそのあとのアルバム「ロメオの心臓」だったためやはりあの細く美しいワイヤーはあったのかなと思っています。
このメンバーで表現できることはやりきったから「最高のアルバムを作ったから」
朝日新聞の広告で「最高のアルバムが出来たのでおれたちは解散します」と8thアルバム「Harlem Jets」の発表時に告げられました。
たぶんあの3人であの時点でやることはやりきったんだろうなと思えます。
私はこのアルバムも好きなのですが、他の1~7枚目のアルバムの完成度も高く大好きです。
それぐらい燃え尽きるほど素晴らしいアルバムを8枚も出したから再結成はなしなんだろうと思っています。
そもそもブランキーの持ち味は若いゆえにできる表現やパワーでは?
私はブランキージェットシティに再結成してほしいような、してほしくないような気持ちです。
後述しますが、それぞれの音楽も確立して表現していますし、ブランキーという表現が全盛期の記憶のまま終わるのも美しくて良いのではないかとも思っています。
言うなればLast Danceにて有終の美を飾ったと思っています。
例えば2023年現在ベンジーもブランキーの時のような高音のボーカルやシャウトは出にくくなっているように思います。
ただ代わりにしっとりとした歌い方や、低い音域での歌も多くなっており渋い浅井健一の表現となっていると思われます。
ベンジーと照井利幸さんは2人でPONTIACS(ポンティアックス)をしていた
ブランキー再結成か?と最も言われたのがPONTIACSです。
このバンドは浅井健一さんとベースの照井利幸さんが再び一緒のバンドで音を鳴らしました。
ベンジーと照井さんはサーフィン仲間らしく年取った自分たちがブランキーのときのように激しい音楽をやったらどうなるのか?と思って結成をしたらしいです。
しかし、ドラムは中村達也ではなくBACK DROP BOMBの有松益男さんでした。
PONTIACSはわずか1年あまりで照井利幸さんが脱退したこともありこの歳で表現したことは表現したとも考えられます。
もし再結成をするなら歌ものではなく、3人が攻撃的なサウンドが期待される
これまでの経緯をまとめると3人の出したい音が変わってきたので解散になりましたが、もう一度やるとすればこの3人でしか出せない音になるのでは?と推測します。
中村達也さんと浅井健一さんが特に意見が別れていたので、もう一度やるならお互いのやりたいことになると思います。
ベンジーもソロ作や他のバンドで静かな曲や歌もの表現できることはかなりたくさんしましたし、中村達也さんもソロドラムやロザリオスなどで形にとらわれない自由なドラムを表現していました。
もう一度3人が集まることでケミストリーが起こる素晴らしい音楽が生まれるのであれば3人もアルバムを出してくれるのでは?と思います。
※逆にケミストリーが起こらないのであれば、有終の美を飾ったので再結成はないかなと思っています
ブランキー解散後のそれぞれの音楽表現を聞いてほしい。それぞれの現在は?
ブランキーは再結成しなくてもいいと思える理由もあります。
それは解散後のメンバーそれぞれの音楽が素晴らしいからです。
私は特にベンジーの大ファンなので楽曲は全部追いかけていますが、長年に渡ってこんなにも多くいろんなタイプの名曲を作れるので天性のミュージシャンだと思っています。
ベンジーの現在。ブランキーだとSHERBETS(シャーベッツ)などの表現方法やAJICO(アジコ)などの日本を代表するボーカルに歌わせた表現ができなかった
浅井健一さんはブランキー解散後も精力的に活動をしており、2023年現在もアルバムを出しております。
特にUAと組んだAJICOが有名ですし、ずっと続けているSHERBETSに関しては年齢などによる音楽の深さや渋さも感じられ好きです。
またブランキー以外で最高の時間だったと公言しているJUDEや、照井利幸さんと組んだPontiacs、浅井健一としてのソロワークス、アートワークもソロになって本格的に活動しています。
ベンジーのソロワークスは他のページで取り上げています。
照井利幸さんはジムスパイダーなどのプロジェクト、チバユウスケと組んだROSSO、ブランドの立ち上げ、映画のサントラなど
照井さんはブランキーの解散後、ジムスパイダーやROSSO、RAVEN(レイヴン)などの音楽活動を。
洋服のブランドとしてケルトアンドコブラを運営していました。
絵も描いておられて個展をされていました。
現在は四国に住んで1年半が過ぎて、なおも音楽活動を追求されています。
チバユウスケと組んだROSSO(ロッソ)
照井さんはチバユウスケと組んだバンドのROSSOが印象的でした。
なにせ他バンドで活躍していた最強ロックバンドのボーカリストと最強のベーシストが一緒のバンドでするなんてどんな音楽が生まれるのか?って思ってましたので。
照井利幸がチバユウスケ、中村達也ら様々なミュージシャンと行った音楽プロジェクトRAVEN
照井利幸さんが中心となって行ったレイヴンですが、かっこいいんですよね。
このチバユウスケさんのボーカルの「Cherry Bon Bon」かっこよすぎでしょ?
限り無く赤に近い黒は名盤です。
照井利幸さんのソロや歌など
他にはジムスパイダーでは歌も歌っていました。
ブランキー時代にも歌は歌っていますが、きれいな声ですよね。
またアパレルブランドも立ち上げたり非常に多彩な才能を発揮しています。
映画音楽では「泣き虫しょったんの奇跡」のオリジナルサントラ
特に「涙」という曲はブランキーの曲を思わせるナンバーです。
※悪い人たちを彷彿とさせます
「照ちゃんの作る曲はかっこいいもんね」とベンジーが言っていたことがよくわかります。
照井利幸さんはチバユウスケさんについて言及
チバユウスケさんと接するうえでの後悔と友よさようならと照井さんのブログで私はウルっときました。
詳しくは照井さんのサイト WELD MUSICのブログをご覧ください。
照井利幸さんの新バンドの構想
60歳になってもう一度本気でバンドをしたいとのことで期待が高まります。
詳しくは照井さんのサイト WELD MUSICのブログをご覧ください。
中村達也さんはロザリオスやMANISH BOYSなども素晴らしいし、様々なバンドのサポートなどもかっこいい
中村達也さんは今は一人でドラム独演会をしたりしていますが、スカパラや布袋寅泰さん様々な人とコラボしまくっていました。
サポートドラムとしてもドレスコーズなどにも参加したり、彼の自由なドラムが引っ張りだこになるほど多くのミュージシャンを魅了していることがわかります。
中村達也のブランキー解散後の代表的な音楽LOSALIOS(ロザリオス)
個人的にはTOKIEさんや武田真治さんと演奏していたロザリオスがめちゃくちゃかっこよかったです。
その他チバユウスケと活動を行ったThe Golden Wet Fingers
チバユウスケ、中村達也、イマイアキノブのThe Golden Wet Fingers
ブランキーの再結成はあるかもだけど…それぞれのソロワークスを聞いてみるのがオススメ
まとめるとブランキーの再結成はほぼなさそうですが、解散してからもう20年以上たつので三人とも膨大な音楽活動をされています。
ですので、ぜひこれを期に三人のソロワークスに興味を持って聴いてもらえれば三人が喜ぶのではないかと勝手に思っています。
また再結成してくれたら嬉しいな~と思っています。
あまり期待しすぎないように待ちたいと思います。
ベストの黒版
ラストライブの「LAST DANCE」
ブランキージェットシティが現役の時に密着して書かれた本がこちら