クイーンの有名な曲・代表曲はコレだ 聴くべき名曲

クイーンの有名な曲・代表曲を紹介 名曲多すぎ

「クイーンの有名な曲って何だろう?」「クイーンの曲を聴いてみたいけど、どこから聴けばいいの?」と思ったことはありませんか?

伝説のロックバンド、クイーン。

フレディ・マーキュリーの圧倒的なボーカルと、メンバー全員の高い音楽性によって生み出された数々の名曲は、時代を超えて愛され続けています。

この記事では、そんなクイーンの有名な曲・代表曲を網羅的にご紹介します。

まずはクイーンの入門編となる楽曲を紹介します。

 

また初期のグラムロック時代の名曲から、スタジアムロックのアンセム、ディスコサウンドに挑戦した楽曲、そして心に染み入るバラードまで、クイーンの幅広い音楽性を網羅。代表曲はもちろんのこと、隠れた名曲や、映画『ボヘミアン・ラプソディ』で使用された曲、フレディ・マーキュリー追悼コンサートで演奏された曲なども紹介しています。さらに、各時代ごとの特徴や魅力、楽曲にまつわるエピソードなども交えながら解説するので、クイーンの音楽をより深く理解することができます。この記事を読めば、きっとあなたのお気に入りの一曲が見つかるはずです。クイーン初心者の方はもちろん、往年のファンの方も改めてクイーンの魅力を再発見できる内容となっています。さあ、クイーンの壮大な音楽の世界へ旅立ちましょう!

目次

クイーンの入門編は映画『ボヘミアン・ラプソディ』で使用された曲

2018年公開の映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、クイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーの半生を描いた伝記的作品です。世界的大ヒットを記録し、クイーンの楽曲が再注目されるきっかけとなりました。

この映画ではクイーンの代表的な曲は網羅されており、入門編にとても良い映画です。

映画のタイトルにもなっている「Bohemian Rhapsody」はもちろんのこと、数々の名曲が劇中で使用され、物語を彩っています。ここでは、映画『ボヘミアン・ラプソディ』で使用されたクイーンの楽曲を、使用シーンと共に紹介します。

映画を彩るクイーンの名曲たち

『ボヘミアン・ラプソディ』では、クイーンの楽曲が効果的に使用され、フレディ・マーキュリーの心情や物語の展開をより深く表現しています。ライブシーンの再現度の高さも話題となり、多くのファンを魅了しました。

有名曲・代表曲の紹介

Bohemian Rhapsody

1975年リリースのアルバム『オペラ座の夜』に収録。6分にも及ぶ大作で、オペラ、バラード、ハードロックなど様々な要素が融合した革新的な楽曲です。

※宇多田ヒカルさんもよくボヘミアンと言っているのは、ここから取っているのかな?と思ったり。

映画ではこの曲は、レコーディングシーンやライブエイドのシーンで使用されています。フレディの葛藤や苦悩、そして音楽への情熱が表現された重要なシーンです。

映画の元になったライブエイドのライブシーンからご覧ください。

We Are the Champions

1977年リリースのアルバム『世界に捧ぐ』に収録。スポーツイベントのアンセムとして世界的に愛されている、勝利と栄光を歌った力強い楽曲です。

映画ではライブエイドのクライマックスで使用され、感動的なシーンを演出しています。観客の大合唱と共に、クイーンの栄光とフレディの力強い歌声が響き渡ります。

私達はチャンピオンだ!苦労して頑張っている人勇気をもらえる曲です。

We Will Rock You

1977年リリースのアルバム『世界に捧ぐ』に収録。観客参加型の楽曲として、ライブの定番曲となっています。

ライブエイドのオープニングで使用され、観客との一体感を高める重要な役割を果たしています。手拍子と足踏みだけで構成されたシンプルなリズムが、スタジアム全体を揺るがします。

Don’t Stop Me Now

1979年リリースのアルバム『ジャズ』に収録。ドライブ感あふれるサウンドと、前向きな歌詞が人気の楽曲です。

昔岡村隆史さんが踊って出演していたCMで流れていましたね。

映画では、フレディの奔放な生き方やエネルギーを象徴する曲として使用されています。軽快なリズムとポジティブな歌詞が、映画全体を明るく彩ります。

Another One Bites the Dust

1980年リリースのアルバム『ザ・ゲーム』に収録。

独特のベースのリズムからフレディのボーカルが軽快なこの曲はライブではとても盛り上がります。

映画では、フレディの音楽性の変化や、バンド内の葛藤を描写するシーンで使用されています。ディスコサウンドを取り入れたこの曲は、当時の音楽シーンに大きな影響を与えました。

なぜかお笑いでよく使われているんですよね~それだけ印象的な曲ですね。

Somebody to Love

1976年リリースのアルバム『華麗なるレース』に収録。フレディの敬愛するアレサ・フランクリンの影響を受けたゴスペル調の楽曲です。

映画ではフレディの孤独や愛を求める気持ちを表現するシーンで使用されています。パワフルなボーカルとゴスペル風のコーラスが、楽曲のメッセージ性をより強く伝えています。映画冒頭のライブハウスでの演奏シーンと、ライブエイドのシーンで使用されています。

これらの曲が全部入っているサントラもしくはベストがオススメ

映画のサントラ ボヘミアンラプソディ

映画を観た人ならこのアルバムは映画の情景も出てきてより好きかもしれません。

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ジョジョ好きに捧げるクイーンの名曲

ちょっと番外編にはなるのですが、ジョジョの奇妙な冒険の第四部の敵、吉良吉影のスタンドがキラークイーンで、第二の爆弾として「シアーハートアタック」、第三の爆弾として「バイツァ・ダスト」があるので紹介をします。

スタンド名でもあるKiller Queen

スタンド名でもあるキラークイーン。

1974年リリースのアルバム『シアー・ハート・アタック』に収録。グラムロックの影響を受けた初期の代表曲で、クイーンの華やかな一面を表現しています。

ボヘミアンラプソディの映画ではフレディのソングライティングの才能が芽生えるシーンで使用されています。華やかなメロディと独特の世界観が、クイーンの音楽性の幅広さを示しています。

第二の爆弾シアーハートアタック

ハードロック時代のクイーンの曲ですね。

バイツァダストはAnother One Bites the Dust

ジョジョでは過去に戻れる第三の爆弾。

この曲の邦題は「地獄へ道連れ」。

確かにジョジョの主要キャラをあわや全滅した能力ですね…

すでにこの曲は、上部にて紹介をしているので見てください。

シアーハートアタック以外の曲が全部入っているサントラもしくはベストがオススメ

映画のサントラ ボヘミアンラプソディ

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70年代後半のクイーン ブレイクのきっかけとなった有名な曲

1970年代後半、クイーンは世界的な成功を収め、ロック史に名を刻みました。

この時期こそ代表曲がたくさんあるので、ここから聞くととてもわかりやすくオススメです。

この時期の彼らの音楽は、革新的なサウンドとドラマチックなパフォーマンスで、世界中のファンを魅了しました。スタジアムロックの要素を取り入れ、壮大なスケールで展開される楽曲は、まさに彼らの黄金期を象徴するものです。既存のロックの枠を超え、オペラ、ハードロック、バラードなど、多様なジャンルを融合させた独自の音楽性は、後のアーティストにも多大な影響を与えました。

世界的大ヒットを記録した代表曲

この時期のクイーンは、数々の名曲を世に送り出し、世界的な大ヒットを記録しました。その中でも特に有名な曲が、以下の3曲です。

曲名 リリース年 解説
Bohemian Rhapsody 1975 6分にも及ぶ大作で、ロック史に残る名曲。オペラ、バラード、ハードロックなど様々な要素が融合した革新的な楽曲構成は、当時大きな衝撃を与えました。ミュージックビデオも斬新で、MTV時代の到来を予感させるものでした。フレディ・マーキュリーの圧倒的なボーカルと、複雑なコーラスワーク、そしてドラマチックな展開は、聴く者を圧倒します。
We Are the Champions 1977 スポーツイベントのアンセムとして、世界中で愛されている曲。力強いコーラスと、勝利への高揚感を表現した歌詞は、聴く者に勇気を与えます。ブライアン・メイのギターソロも印象的です。
We Will Rock You 1977 手拍子と足踏みだけで構成されたシンプルなリズムと、力強いコーラスが特徴的なロックアンセム。コンサートでは観客全員が参加する定番曲となっており、一体感を生み出します。

スタジアムロックの要素を取り入れた楽曲

70年代後半のクイーンは、スタジアムロックの要素を積極的に取り入れ、スケールの大きな楽曲を制作しました。その代表曲が以下の2曲です。

曲名 リリース年 解説
Tie Your Mother Down 1976 ブライアン・メイが作曲したハードロックナンバー。力強いギターリフと、激しいドラムが印象的。コンサートのオープニングを飾ることも多く、観客を熱狂させる定番曲です。
Brighton Rock 1974 ブライアン・メイのギターワークが光るインストゥルメンタルのパートが特徴的な曲。ライブでは、ブライアン・メイがギターを何本も重ねて演奏する「ギターオーケストレーション」を披露することで知られています。

これらの楽曲以外にも、”Somebody to Love”、”Spread Your Wings”、”It’s Late” など、70年代後半のクイーンは名曲揃いです。この時期の彼らの音楽は、後の音楽シーンに多大な影響を与え、現在もなお多くの人々に愛されています。70年代後半は、まさにクイーンの黄金期と言えるでしょう。

80年代のクイーン 新たな音楽性を取り入れた有名な曲

1980年代、クイーンは更なる進化を遂げ、ディスコやファンク、ニューウェーブといった新たな音楽性を取り入れ、そのサウンドを刷新しました。同時に、MTV時代の到来とともに、彼らの革新的なミュージックビデオは世界中のファンを魅了し、バンドの地位を不動のものにしました。この時期のクイーンは、音楽シーンのトレンドを巧みに捉えながらも、独自の個性を失うことなく、常に進化し続ける姿勢を示しました。彼らは、時代に合わせて変化することを恐れず、新しいサウンドに挑戦することで、80年代の音楽シーンを席巻したのです。

ディスコサウンドを取り入れた代表曲

70年代後半のスタジアムロックから一転、クイーンはディスコサウンドを取り入れ、新たなファン層を獲得しました。この大胆な変化は、一部のロックファンからは批判の声もありましたが、結果的には彼らの音楽性の幅広さを証明し、より多くの人々にクイーンの音楽を届けることに成功しました。

Another One Bites the Dust

1980年にリリースされたこの曲は、ジョン・ディーコンによるベースラインが印象的な、ファンキーなディスコナンバーです。全米シングルチャートで1位を獲得するなど、世界的な大ヒットとなり、クイーンの代表曲の一つとなりました。当時、ディスコブームが下火になりつつある中で、この曲の大ヒットは、音楽シーンに大きなインパクトを与えました。また、マイケル・ジャクソンがこの曲をシングルカットすることを勧めたという逸話も有名です。

Crazy Little Thing Called Love

エルヴィス・プレスリーへのオマージュとしてフレディ・マーキュリーがわずか5分で書き上げたというこの曲は、1979年にリリースされ、軽快なロックンロールナンバーとして人気を博しました。フレディ自身もギターを演奏しているライブ映像も残っており、ファンにとっては貴重なパフォーマンスとなっています。

MTV時代のミュージックビデオが話題となった楽曲

80年代はMTVの台頭により、ミュージックビデオが音楽シーンにおいて重要な役割を果たすようになりました。クイーンは、この時代の流れをいち早く察知し、革新的なミュージックビデオを制作することで、世界中のファンを魅了しました。彼らのミュージックビデオは、単なる楽曲のプロモーションツールではなく、一つの芸術作品として高く評価されています。

Radio Ga Ga

1984年にリリースされたこの曲は、シンセサイザーを多用したニューウェーブ風のサウンドが特徴です。ロジャー・テイラーが作曲したこの曲は、ミュージックビデオも大きな話題となりました。ファンが手を叩く有名なシーンは、ライブでも定番となっています。

レディー・ガガがこの曲からアーティスト名を決めた曲

I Want to Break Free

1984年にリリースされたこの曲は、メンバー全員が女装したミュージックビデオが大きな話題となりました。イギリスでは人気を博したものの、アメリカでは女装が理解されず、MTVでの放送が禁止されるなど、物議を醸しました。しかし、このミュージックビデオは、クイーンのユーモアと挑戦的な姿勢を示す象徴的な作品として、現在でも語り継がれています。

Under Pressure (with David Bowie)

1981年にリリースされたこの曲は、デヴィッド・ボウイとの共作で、クイーンの代表曲の一つとして広く知られています。二人の天才がコラボレーションしたこの曲は、力強いボーカルと重厚なサウンドが魅力です。当初はデヴィッド・ボウイのアルバムに収録される予定でしたが、最終的にクイーンのシングルとしてリリースされました。

曲名 リリース年 作詞作曲 特徴
Another One Bites the Dust 1980 ジョン・ディーコン ファンキーなベースラインが印象的なディスコナンバー
Crazy Little Thing Called Love 1979 フレディ・マーキュリー エルヴィス・プレスリーへのオマージュとして作られたロックンロールナンバー
Radio Ga Ga 1984 ロジャー・テイラー シンセサイザーを多用したニューウェーブ風のサウンド
I Want to Break Free 1984 ジョン・ディーコン 女装したミュージックビデオが話題となった曲
Under Pressure (with David Bowie) 1981 クイーン、デヴィッド・ボウイ デヴィッド・ボウイとの共作

80年代のクイーンは、ディスコ、ファンク、ニューウェーブといった様々なジャンルを取り入れ、MTV時代の到来とともに、視覚的にも革新的なミュージックビデオを制作することで、世界中の音楽ファンを魅了しました。これらの楽曲は、彼らの音楽性の幅広さと、時代に合わせて変化し続ける柔軟性を示す、重要な作品群と言えるでしょう。商業的な成功だけでなく、音楽史にも大きな影響を与えた彼らの功績は、今もなお語り継がれています。

初期のクイーンの有名な曲

クイーンの初期は、グラムロックの影響を強く受けた楽曲から、複雑な構成と美しいコーラスワークが特徴的な楽曲まで、彼らの音楽性の幅広さを示す名曲が数多く生まれています。デビューアルバムから3rdアルバムあたりまでの楽曲を中心に、初期クイーンの魅力を代表する名曲をご紹介します。

グラムロックの影響を受けた代表曲

デビューアルバム『戦慄の王女』に収録されている楽曲群は、当時のグラムロックシーンの空気を色濃く反映しています。激しいギターリフ、複雑な楽曲構成、そしてフレディ・マーキュリーの個性的なボーカルが融合した、初期クイーンの代表的なサウンドです。

Keep Yourself Alive

デビューシングルであり、クイーンの記念すべきデビューアルバム『戦慄の王女』のオープニングを飾る楽曲です。ブライアン・メイによる軽快なギターリフと、フレディ・マーキュリーの力強いボーカルが印象的。複雑な構成とコーラスワークも聴きどころです。ライブでは定番曲として演奏され、初期クイーンのエネルギーを象徴する1曲と言えるでしょう。

Liar

同じく『戦慄の王女』に収録されている、7分を超える大作です。変拍子を多用した複雑な構成と、重厚なサウンドが特徴。フレディ・マーキュリーのドラマチックなボーカルも魅力的で、初期クイーンのプログレッシブ・ロック的な側面を垣間見ることができます。ライブでも演奏され、その複雑な構成と演奏力の高さで観客を魅了しました。

ピアノとコーラスが魅力的な楽曲

クイーンの魅力の一つである、フレディ・マーキュリーのピアノと美しいコーラスワークが際立つ楽曲も初期から存在します。これらの楽曲は、後のクイーンの音楽性を方向付ける重要な要素となりました。

Killer Queen

3rdアルバム『シアー・ハート・アタック』に収録されている、クイーン初のヒット曲です。フレディ・マーキュリーが作曲したこの曲は、華やかなピアノと多重録音されたコーラスが特徴で、グラムロックから脱却し、よりポップな方向へと進み始めたクイーンの転換点とも言えるでしょう。イギリスのシングルチャートで2位を記録し、アメリカでも12位にランクインするなど、世界的な成功を収めました。

Somebody to Love

4thアルバム『オペラ座の夜』に収録されているゴスペル調の楽曲です。フレディ・マーキュリーのピアノと、多重録音されたコーラスが壮大な雰囲気を醸し出しています。アダム・ランバートが参加したクイーン + アダム・ランバートのライブでも定番曲となっており、時代を超えて愛される名曲です。アメリカのシングルチャートで13位を記録するなど、大きなヒットとなりました。

曲名 収録アルバム リリース年 特徴
Keep Yourself Alive 戦慄の王女 1973 デビューシングル、軽快なギターリフ
Liar 戦慄の王女 1973 7分超の大作、複雑な構成
Killer Queen シアー・ハート・アタック 1974 クイーン初のヒット曲、華やかなピアノ
Somebody to Love オペラ座の夜 1975 ゴスペル調、多重録音されたコーラス

 

クイーンのバラードの名曲

クイーンはロックバンドとしてのイメージが強いですが、実は数多くの美しいバラードも生み出しています。フレディ・マーキュリーの圧倒的な歌唱力と、メンバーの卓越した演奏技術、そして心に響く歌詞が融合したクイーンのバラードは、時代を超えて愛され続けています。ここでは、クイーンのバラードの名曲を、その背景や魅力とともにご紹介します。

感動的な歌詞とメロディーが心に響く代表曲

クイーンのバラードは、失恋、孤独、死といった普遍的なテーマを扱っており、多くの人々の共感を呼んでいます。壮大なアレンジとフレディの情感あふれる歌声は、聴く者の心を揺さぶり、深い感動を与えます。

Love of My Life

1975年リリースのアルバム『オペラ座の夜』に収録されている「Love of My Life」は、アコースティックギターを基調としたシンプルなバラードです。フレディが当時の恋人メアリー・オースティンに捧げた曲と言われています。コンサートでは、フレディがピアノを弾き語り、観客が大合唱する光景が定番となっていました。この曲は、シンプルながらも美しいメロディーと切ない歌詞が、多くのファンの心を掴んでいます。のちに、ブライアン・メイが12弦ギターによるバージョンも発表しています。

Who Wants to Live Forever

映画『ハイランダー 悪魔の戦士』の主題歌として書き下ろされた「Who Wants to Live Forever」は、1986年リリースのアルバム『カインド・オブ・マジック』に収録されています。永遠の命というテーマを扱った壮大なバラードで、オーケストラを導入した重厚なアレンジが特徴です。フレディの力強いボーカルとブライアン・メイのギターソロが、楽曲のドラマ性を高めています。映画のテーマとリンクした歌詞も、深い意味を感じさせます。

The Show Must Go On

1991年リリースのアルバム『インニュエンドウ』に収録されている「The Show Must Go On」は、フレディ・マーキュリーの遺作となった曲です。自身の死期を悟っていたフレディが、それでもショーを続けなければならないという強い意志を歌っています。ブライアン・メイが作曲し、フレディの衰弱した喉を考慮してキー設定がされました。フレディの魂を揺さぶるような歌唱は、聴く者の心を深く打ちます。この曲は、フレディの音楽への情熱と、最後まで舞台に立ち続けようとした強い精神力を象徴する楽曲として、多くのファンに愛されています。

These Are the Days of Our Lives

1991年リリースのアルバム『インニュエンドウ』に収録。フレディの衰弱した状態を考慮し、シンプルな構成で制作されました。ミュージック・ビデオもモノクロで撮影され、フレディの最後の姿が収められています。歌詞は過去を振り返り、今を大切に生きようというメッセージが込められています。静かで優しいメロディーとフレディの温かい歌声は、聴く者の心に深く染み渡ります。

曲名 収録アルバム リリース年 備考
Love of My Life オペラ座の夜 1975 アコースティックギターが印象的なバラード。ライブでは観客の大合唱が定番。
Who Wants to Live Forever カインド・オブ・マジック 1986 映画『ハイランダー 悪魔の戦士』主題歌。オーケストラを導入した壮大なバラード。
The Show Must Go On インニュエンドウ 1991 フレディ・マーキュリーの遺作。彼の強い意志が込められた感動的なバラード。
These Are the Days of Our Lives インニュエンドウ 1991 フレディの最後のミュージック・ビデオが制作された。過去を振り返り、今を大切に生きようというメッセージが込められている。

他にも、「Play the Game」「Las Palabras de Amor (The Words of Love)」「Bijou」など、美しいメロディーとハーモニーが魅力的なバラードが多数存在します。これらの楽曲からも、クイーンの音楽性の幅広さと奥深さを知ることができます。

クイーンの隠れた名曲 おすすめ

クイーンは数多くのヒット曲で知られていますが、アルバムの奥深くには、熱狂的なファンだけが知っている隠れた名曲たちが眠っています。ここでは、シングルカットされていない、あるいはそれほど注目されていないものの、クイーンの音楽的才能と革新性を存分に味わえる、選りすぐりの名曲を紹介します。これらの曲は、クイーンの幅広い音楽性と、実験精神、そして比類なき演奏能力を証明するものです。

アルバム収録曲から選りすぐりの名曲

クイーンのオリジナルアルバムには、シングルカットされなかったものの、素晴らしい楽曲が数多く収録されています。ここでは、各アルバムから選りすぐりの隠れた名曲をピックアップして紹介します。

曲名 収録アルバム 解説
Spread Your Wings News of the World ピアノとアコースティックギターを基調とした美しいバラード。フレディ・マーキュリーの力強いボーカルと、ブライアン・メイの繊細なギターソロが心に響きます。自由への憧れを歌った歌詞も魅力的です。
It’s Late News of the World 7分を超える大作で、ハードロック、バラード、オペラといった様々な要素が融合したドラマチックな楽曲。複雑な構成と展開、そして各メンバーの卓越した演奏技術が聴きどころです。
You Take My Breath Away A Day at the Races フレディ・マーキュリーがピアノの弾き語りで歌い上げる、切なく美しいバラード。多重録音されたボーカルが幻想的な雰囲気を醸し出しています。コンサートでは、オーディエンスとの一体感を生み出す名場面としても知られています。
Innuendo Innuendo アルバムのタイトル曲であり、6分半を超える大作。フラメンコギター、オペラ、ハードロックなど、様々な音楽的要素が融合した壮大な楽曲です。フレディ・マーキュリーのボーカルパフォーマンスも圧巻で、クイーンの集大成とも言える名曲です。
The Millionaire Waltz A Day at the Races 複雑な構成と転調を繰り返す、華麗で優雅なワルツ。ジョン・ディーコンの作曲で、彼の音楽的才能が光る一曲です。
Sleeping on the Sidewalk News of the World ブルース調のシンプルなロックナンバー。一発録りで収録されたという逸話もあり、ライブ感のある演奏が魅力です。ブライアン・メイのスライドギターも聴きどころです。
Sail Away Sweet Sister (To the Sister I Never Had) The Game ブライアン・メイがリードボーカルを務める、メランコリックなバラード。アコースティックギターとシンセサイザーの音色が美しく、切ないメロディーが心に響きます。
Las Palabras de Amor (The Words of Love) Hot Space スペイン語のタイトルが印象的な、ロマンティックなバラード。ブライアン・メイが作曲し、スペインのファンへの感謝を込めて作られました。シンセサイザーを効果的に使用したアレンジも特徴的です。
Lily of the Valley Sheer Heart Attack フレディ・マーキュリーが作曲した、ピアノとコーラスが美しいバラード。繊細なメロディーと、切ない歌詞が心に響きます。中盤の転調もドラマチックです。
March of the Black Queen Queen II クイーン初期の代表曲の一つ。6分を超える大作で、様々な音楽的要素が詰め込まれたプログレッシブ・ロック風の楽曲。複雑な構成と展開、そしてフレディ・マーキュリーのオペラ風のボーカルが聴きどころです。

これらの曲は、クイーンのディスコグラフィーを深く掘り下げることで発見できる、真の宝石と言えるでしょう。一度聴いたら忘れられない、魅力的な名曲たちをぜひ楽しんでください。

フレディ・マーキュリー追悼コンサートで演奏されたクイーンの有名な曲

1992年4月20日、ウェンブリー・スタジアムで行われたフレディ・マーキュリー追悼コンサートは、AIDSでこの世を去ったフレディの功績を称え、世界中にクイーンの音楽の素晴らしさを改めて知らしめる一大イベントとなりました。そうそうたるアーティストたちが集結し、クイーンのメンバーと共に名曲を演奏しました。このコンサートで演奏された楽曲は、フレディの魂を称えるとともに、クイーンの音楽史における重要な瞬間を刻みました。ここでは、その中でも特に有名な曲をご紹介します。

多くのアーティストがカバーした代表曲

このコンサートでは、様々なアーティストがクイーンの楽曲をカバーしました。それぞれのアーティストが独自の解釈でパフォーマンスを行い、クイーンの楽曲の新たな魅力を引き出しました。中には、原曲とは異なるアレンジが加えられた曲もあり、聴き比べるのも面白いでしょう。

Somebody to Love

ジョージ・マイケルによるパワフルなボーカルが、会場を感動の渦に巻き込みました。フレディへのリスペクトと愛情が溢れるパフォーマンスは、このコンサートのハイライトの一つと言えるでしょう。ゴスペル風のコーラス隊も加わり、壮大なスケールで歌い上げられました。

Bohemian Rhapsody

エルトン・ジョンがピアノを弾き、アクセル・ローズがボーカルを担当した伝説的なパフォーマンス。異なる音楽性を持つ二人のアーティストが、見事にこの複雑な楽曲を歌い上げました。フレディの不在を感じさせないほどの熱量と迫力に、観客は圧倒されました。

These Are the Days of Our Lives

クイーンのメンバーと共に、ジョージ・マイケルとリサ・スタンスフィールドが歌いました。フレディが生前最後にレコーディングしたこの曲は、彼の死を悼むとともに、未来への希望を歌った感動的なバラードです。ジョージ・マイケルの優しい歌声と、リサ・スタンスフィールドの美しいハーモニーが、曲の持つメッセージをより深く伝えています。この曲は、フレディの遺志を継ぐかのように、多くの人々の心に響きました。

曲名 リードボーカル 主な共演者 備考
Somebody to Love ジョージ・マイケル ゴスペル風のコーラス隊が加わり、壮大なスケールで歌い上げられた。
Bohemian Rhapsody エルトン・ジョン、アクセル・ローズ エルトン・ジョンがピアノ、アクセル・ローズがボーカルを担当。
These Are the Days of Our Lives ジョージ・マイケル、リサ・スタンスフィールド クイーンのメンバー フレディが生前最後にレコーディングした曲。
Under Pressure デヴィッド・ボウイ、アニー・レノックス フレディとデヴィッド・ボウイのデュエット曲。
Crazy Little Thing Called Love ロバート・プラント ロバート・プラントによるロックンロール色の強いパフォーマンス。
We Will Rock You / We Are the Champions クイーンのメンバー、全員参加 コンサートのフィナーレを飾った。

他にも、「Under Pressure」をデヴィッド・ボウイとアニー・レノックスが、「Crazy Little Thing Called Love」をロバート・プラントが歌いました。コンサートのフィナーレは、「We Will Rock You」と「We Are the Champions」で締めくくられ、出演者全員がステージに上がり、フレディへの想いを込めて大合唱しました。この追悼コンサートは、音楽史に残る伝説のイベントとして、今も語り継がれています。

クイーンのメンバー紹介

伝説のロックバンド、クイーン。その類まれなる音楽性とカリスマ性で世界中を魅了したメンバー4人を紹介します。それぞれが卓越した才能を持ち、互いに影響し合いながら数々の名曲を生み出しました。彼らの個性と才能の融合こそが、クイーンの唯一無二のサウンドを築き上げたのです。

クイーンの各メンバー

名前 担当 生年月日 出身地 クイーンへの貢献
フレディ・マーキュリー リードボーカル、ピアノ 1946年9月5日 ザンジバル 圧倒的な歌唱力とカリスマ性でクイーンのフロントマンを務めた。作詞作曲にも携わり、「Bohemian Rhapsody」「Somebody to Love」など数々の名曲を生み出した。その独特なパフォーマンスとファッションは、多くのファンを魅了し、今もなお語り継がれている。
ブライアン・メイ ギター、コーラス 1947年7月19日 イングランド 自作のギター「レッド・スペシャル」による独特のギターサウンドと、多重録音による重厚なコーラスワークがクイーンの音楽の大きな特徴。「We Will Rock You」などの作曲も手がけ、バンドの音楽的支柱として活躍した。天体物理学の博士号を持つという異色の経歴も持つ。
ジョン・ディーコン ベース、コーラス 1951年8月19日 イングランド 安定感のあるベースラインでバンドのグルーヴを支え、「Another One Bites the Dust」などの作曲も担当。寡黙な性格ながら、バンドの屋台骨を支える重要な役割を果たした。電子工学の学位を持ち、バンドの機材にも精通していた。
ロジャー・テイラー ドラムス、コーラス 1949年7月26日 イングランド パワフルなドラミングと高音のコーラスで、クイーンのサウンドに彩りを加えた。「Radio Ga Ga」などの作曲も手がけ、フレディに次ぐソングライターとして活躍。歯学を学ぶために大学に進学したが、音楽の道を選んだ。

4人の個性が完璧に調和したクイーン。彼らの音楽は時代を超えて愛され続け、これからも多くのリスナーに感動を与え続けるだろう。

クイーンのアルバムを買うならこれ

クイーンのアルバムは、スタジオ・アルバムからライブ・アルバム、ベスト・アルバムまで数多くの種類がリリースされています。どのアルバムを買おうか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、クイーンの代表的なアルバムと、それぞれのアルバムの魅力、おすすめのポイントを紹介します。

名曲揃いの各アルバム

クイーンのオリジナル・アルバムはそれぞれに個性があり、時代ごとの音楽性の変化やメンバーの成長を感じることができます。まずは、代表的なスタジオ・アルバムをいくつかご紹介します。

アルバム名 リリース年 解説 おすすめ曲
Queen 1973 デビュー・アルバム。ハードロック、プログレッシブ・ロック、グラムロックなど様々な要素が詰まった意欲作。 Keep Yourself Alive, Liar
Queen II 1974 前作以上に複雑な構成と重厚なサウンドが特徴。彼らの初期の代表作。 Ogre Battle, The March of the Black Queen
Sheer Heart Attack 1974 多彩な音楽性とポップなメロディーが融合した名盤。彼らの初期の傑作。 Killer Queen, Now I’m Here
A Night at the Opera 1975 「Bohemian Rhapsody」を収録した、彼らの代表作にして最高傑作との呼び声も高いアルバム。 Bohemian Rhapsody, You’re My Best Friend
A Day at the Races 1976 前作『A Night at the Opera』の姉妹作。バラエティ豊かな楽曲が揃っている。 Somebody to Love, Tie Your Mother Down
News of the World 1977 「We Are the Champions」「We Will Rock You」というスタジアム・アンセムを収録した名盤。 We Are the Champions, We Will Rock You
Jazz 1978 ファンク、ディスコ、ロックンロールなど、様々なジャンルに挑戦した意欲作。 Don’t Stop Me Now, Bicycle Race
The Game 1980 シンセサイザーを積極的に導入し、新たな音楽性を開拓したアルバム。 Another One Bites the Dust, Crazy Little Thing Called Love
Hot Space 1982 ファンク、ディスコ、R&Bなどの要素を強く打ち出したアルバム。 Under Pressure (with David Bowie), Body Language
The Works 1984 ハードロック路線に回帰したアルバム。MTV時代のヒット曲も多数収録。 Radio Ga Ga, I Want to Break Free
A Kind of Magic 1986 映画『ハイランダー 悪魔の戦士』のサウンドトラックを兼ねたアルバム。 A Kind of Magic, Who Wants to Live Forever
The Miracle 1989 メンバー全員で作曲に携わった、結束力の高さが感じられるアルバム。 I Want It All, The Miracle
Innuendo 1991 フレディ・マーキュリーの遺作となったアルバム。プログレッシブ・ロック的な要素も取り入れた意欲作。 Innuendo, The Show Must Go On
Made in Heaven 1995 フレディ・マーキュリー死後にリリースされたアルバム。未発表音源や過去の楽曲を再構成した作品。 Made in Heaven, Too Much Love Will Kill You

困ったらベスト盤を買おう

クイーンのアルバムはどれも魅力的ですが、初めてクイーンを聴く方や、とりあえず有名な曲を聴きたいという方にはベスト・アルバムがおすすめです。クイーンのベスト・アルバムはいくつか種類がありますが、代表的なものを紹介します。

代表的なベスト・アルバム

  • Greatest Hits: クイーン初期から80年代までの代表曲を網羅したベスト・アルバム。初めてクイーンを聴く方におすすめ。
  • Greatest Hits II: 80年代以降のヒット曲を収録したベスト・アルバム。
  • Greatest Hits III: フレディ・マーキュリー死後にリリースされたベスト・アルバム。ソロ活動や他アーティストとのコラボレーション楽曲も収録。
  • The Platinum Collection: 上記の3枚のベスト・アルバムをまとめたボックスセット。クイーンの代表曲を網羅的に聴きたい方におすすめ。

これらのベスト・アルバムを聴けば、クイーンの音楽の魅力を十分に堪能できるでしょう。さらに深くクイーンの世界を探求したい方は、個々のオリジナル・アルバムにも挑戦してみてください。

クイーンの有名な曲 まとめ

クイーンは、数々の名曲を世に送り出した伝説のロックバンドです。この記事では、時代ごとに代表曲を厳選して紹介しました。初期のグラムロック時代から、スタジアムロック、ディスコサウンド、そしてバラードまで、彼らの幅広い音楽性はまさに唯一無二と言えるでしょう。特に、「ボヘミアン・ラプソディ」、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」、「ウィ・アー・ザ・チャンピオンズ」などは、世代を超えて愛される名曲として、スポーツイベントや式典などで広く歌い継がれています。映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットにより、若い世代にも彼らの音楽が再評価されているのは喜ばしいことです。クイーンの楽曲は、時代が変わっても色褪せることなく、これからも多くの人々に感動を与え続けるでしょう。この記事で紹介した以外にも、素晴らしい楽曲がまだまだたくさんあるので、ぜひお気に入りの一曲を見つけてみてください。

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この記事を書いた人

90年代ロック、2000年代ロックにハマりました。
名バンドの名曲を紹介します。

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