ニルヴァーナ、カートコバーンは何がすごい? 代表曲、有名曲を紹介

バンドニルヴァーナの歴史と代表曲を紹介 どこがすごい?洋楽

今回は90年代USロックを代表するバンド「NIRVANA(ニルヴァーナ)」について紹介をします。

 

ニルヴァーナは、1987年にアメリカのワシントン州アバディーンで結成されたバンドで、カート・コバーン(ギターボーカル)、クリス・ノヴォセリック(ベース)、そして後にデイブ・グロール(ドラム)が最も有名なスリーピースのグランジロックバンドです。

※元メンバーにドラムのチャド・チャニングなどがいます

ニルヴァーナは何がすごいのか?全世界で7500万枚の売上、そして世界に「グランジロックブームメント」を巻き起こしています。つまり時代を変えたバンドであります。さらにロックの殿堂入りもしている伝説的なバンドです。

ニルヴァーナは多くの日本のミュージシャンにも影響を与えており、ブランキージェットシティの浅井健一、THE YELLOW MONKEYの吉井和哉、エレファントカシマシの宮本浩次、椎名林檎など日本のロックミュージシャンが口々に影響を公言しています。

 

そして代表曲を紹介してしまいますが、ニルヴァーナの代表曲の1つ目として挙げられるのは、ずばりスメルズ・ライク・ティーン・スピリットでしょう。

このギターのカッティング、そして静から動へと音楽が移り変わる音楽は誰もが知るロックアンセムです。

まぁカートコバーンはスメルズ・ライク・ティーン・スピリットばかり客が喜び歓喜するので、途中からすごく速い演奏にしちゃったりしているんですよね…

また27歳で自殺したカート・コバーンはロックスターでいまなおカリスマ性があり語り継がれる人物であるでしょう。

彼はギターボーカルでありながら、雑誌などが選ぶギターリストやシンガーに必ず名を連ねます。

独特のギターフレーズ、枯れたようで高音も出てシャウトも魅力的なボーカリストです。

有名なエピソードですと元ストリッパーでありロックシンガーとして活躍するコートニー・ラヴ(コートニー・ラブ)と結婚をし、現代のシド&ナンシーだと当時騒がれました。

椎名林檎さんもこのことを歌で歌っていますね!

またドラマーであったデイブ・グロールはその後ギターボーカルとしてフー・ファイターズを結成し世界的なバンドで活躍をしています。

 

それではニルヴァーナの他の名曲や代表曲は続いて紹介していきます。

 

イン・ユーテロの発売から30年たちCDが発売されています。

ニルヴァーナ(NIRVANA)の歴史 なぜグランジロックブームが起こったのか?

ニルヴァーナは1987年に結成され、インディーズでの1stアルバム ブリーチを1989年に発表し、メジャーデビューは1990年にしています。

そんなニルヴァーナが世界的な成功を収めるきっかけとなったのは、1991年にリリースされた2ndアルバム「ネヴァーマインド(Naver mind)」でした。

※直訳するとネヴァーマインドは「気にすんな」です

このアルバムからのシングル「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」は、そのパワフルなギターリフとコバーンの痛切な歌詞により、世界中の若者から絶大な支持を受け、一躍彼らをロックスターの地位へと押し上げました。

それが彼カートコバーンを苦しめることになるのですが…

当時のアメリカの音楽シーン ニルヴァーナ前夜

当時の音楽シーンといえば、「マドンナ」、「ボン・ジョヴィ」、「マライヤ・キャリー」、「ジャネット・ジャクソン」、「ボーイズツーメン」などの聞き触りがよい商業的な音楽がヒットチャートに並び、世間は長く続くメタルブームの最中でした。

それに対してパンク的なアプローチも入ったサウンドとして衝撃を与えたのが、「ニルヴァーナ」と「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」らのバンドです。

※私はもちろん当時の音楽シーンを否定するつもりはありません

商業的な音楽を嫌っていたニルヴァーナのサウンド、独特な音楽とは

NIRVANAの音楽スタイルはパンクロックとヘヴィメタルが融合され当時のインディーロックの要素を取り入れたものでとても斬新なものでした。

この独特な音楽スタイルは何もカート・コバーンが考えたのでも、ニルヴァーナのバンドのみで作られたものではありません。

カートコバーンはバンド「ピクシーズ」の熱狂的ファンで彼らのようになりたいと公言していますが、静と動があるスタイルはまさにピクシーズといえるかもしれません。

もちろんニルヴァーナも独特のオリジナリティを持っていて、それはカートコバーンの唯一無二の歌声、音域の広さ、当時のアメリカのマッチョイズムが嫌いな陰鬱な10代20代の気持ちや女性の感情を代弁するような歌詞、そしてドラマーであるデイブ・グロールのパワフルで簡潔だがその独特なドラムで衝撃を与えました。

事実、偉大なロックスターとしてNIRVANAのデイブ・グロールもランクインしています。

カリスマ的な人気のカートコバーンの大きな苦悩と自殺

なぜカート・コバーンはカリスマになりえたのか?

それは「新しい音楽を作った」から。

正確にはピクシーズなどがやっていた静から動への音楽スタイルを、よりポップセンスがあるカート・コバーンの作曲力と人を惹きつける天性の歌声、そしてルックスもかっこいい。

見た目もグランジファッションという独特で、歌詞は憂鬱で暗い歌詞が若い人に共感を与え、そして本気で商業的な音楽が嫌いという姿勢を持っているという点でしょう。

そして残念ながら極めつけは27歳で絶頂期に自殺をしたことでしょう。

カート・コバーンの半生、人生とは

カートコバーンは元々アメリカのド田舎アバディーンで育っています。

小さな頃は幸せで絵と音楽が大好きだったのですが、両親が離婚してしまい引きこもりがちの少年になりました。

両親の離婚が少年のカートには辛く、ずっと父親には捨てられたという感覚が拭えなかったそうです。

彼は元々繊細な性格だったためこのショックもあり双極性障害と、それを紛らわすためにヘロインにはしりヘロイン中毒となってしまいます。

 

しかし、その成功と世間からの注目や人気こそが、コバーン自身にとって大きなプレッシャーとなりました。彼はドラッグ依存と抑うつに苦しみ、1994年に27歳の若さでショットガンで頭を撃ち抜き自らの命を絶つという悲劇的な結末を迎えました。

 

27クラブという、伝説となる世の中を変える人物は27歳で死ぬという逸話があります。

ロックスターで言えばジミー・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ブライアン・ジョーンズなど。

カート・コバーンもこの27クラブの一人に入りましたし、漫画BECKでも描かれています。

カート・コバーンは正直売れて有名になりたくなかったと、ずっとマイナーなままでバンド活動をして知らない人と仲良くなったりする客と近い距離でできるライブ活動を続けていきたかったことを語っています。

ファッションアイコンとしても有名なカート・コバーン

グランジロックの服装といえばボロボロの穴があいたダメージジーンズに上はカーディガンが有名です。

これはもろカート・コバーンの影響です。

彼はルックスでも男前でしたので人気も高く、ファッションアイコンとなりました。

ニルヴァーナの代表曲と有名曲を紹介

それでは各アルバムより曲を紹介します。

激しいニルヴァーナの曲なら「Breed」ブリード

この曲は最高にテンションの上がる曲です。

速いテンポで単純なリフを繰り返しながら歌われる名曲です。


サビのシャウトもかっこよく、そして演奏もシンプルながらめちゃくちゃかっこいいナンバー。

当時のニルヴァーナ好きのバンドマンはこの曲みんなやってました!

収録アルバムはこちら

ネバーマインドに収録されたリチウム

この曲は割と静かめのリフから始まるミドルテンポの曲。

展開もありメロディも素晴らしく、とても聞きやすい曲です。

収録アルバムはこちら

Tourette’s わずか1分ちょいの激しい曲 トゥレット障害について歌った曲

激しいニルヴァーナが好きというひとはこの曲がオススメ。

当時のバンドマンはコピーしていたと思います。

レイプされる女性について歌ったレイプ・ミー


こちらは3枚めのアルバム「イン・ユーテロ」からのナンバーです。

イントロはスメルズ・ライク・ティーン・スピリットのようなカッティングで始まります。

歌詞については「アンチレイプソング」だと本人が言っています。

女性をレイプするようなやつは刑務所でレイプされると言っています。

最後に録音されたニルヴァーナの名曲 You Know You’re Right

こちらは未発表曲ながら最高で最強なナンバー「You Know You’re Right」

1994年に録音されていたけれど、カートが死んだ後にコートニー・ラヴなどの裁判などがあり8年ぐらい発売までに時間がかかっています。

私は一番好きな曲かも…。

人生で苦しかったり狂いたくなるようなことがあってもこの曲のメロディや叫びは寄り添ってくれる気がする。

コートニー・ラヴについて歌われた曲として言われています。

静から始まりサビへと繋がりますが、これが最高なんですよね。

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カートコバーンのギターとテクニック、機材について紹介

カート・コバーンと言えば、ジャガー、マスタングというギターを使っていたのですが、その後フェンダーと一緒にジャグスタングという名機を生み出しています。

 

カート・コバーンがMTVアンプラグドで弾いたアコースティックギターはなんと6億で落札されています。

ニルヴァーナの逸話、エピソード

ニルヴァーナのエピソードなどを紹介します。

ネヴァーマインドのジャケ写の赤ちゃんはニルヴァーナを訴えている

最も有名なジャケットとしてプールで赤ちゃんが泳いでいてその先にはお金があるアルバムのジャケットですが、その赤ちゃんはスペンサーエルデンといいます。

そのスペンサー・エルデンは自分の裸が多くの人に見られたとして訴えています。

カートコバーンが日本で一度だけツアーを回った

ネバーマインドが発売された5ヶ月後に日本でツアーを回っています。

1992年2月14日大阪国際交流センター、2月16日名古屋クラブクアトロ、2月17日クラブチッタ川崎、2月19日中野サンプラザ、合計4回の開催だったようです。

この時にライブに行ったひとはまじで貴重ですね。

カート・コバーンは日本のバンド「少年ナイフ」の大ファンで一緒にツアーを回っていた

カート・コバーンは少年ナイフが1985年に出した1stアルバム『Burning Farm』が大好きで1989年のアメリカの初ライブにも見に行っています!

そして1991年の全英ツアーの際には少年ナイフを前座に一緒にツアーを回っています。

カート・コバーンについては多く映画化されている

カート・コバーンはとても人気なので多くの作品が作られています。

彼が自殺する前の数日間をおった「ラストデイズ LASTDAYS」、「COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック」などがあります。

 

ファンなら見ておいて損はない映画です。

ラストデイズはかなり暗くなっちゃいましたが…

バンドのニルヴァーナまとめ

ニルヴァーナいかがでしたでしょうか?

まだまだ逸話がありますし語り尽くせないこともたくさんあるので日々更新を頑張っていきます。