2000年代、大阪を中心にアングラなバンドが数多く登場しましたが、その中でもひときわ異彩を放っていたのが、**紅一点・ギターボーカルの後藤まりこさんを中心に結成されたバンド「ミドリ」**です。
※現在、後藤まりこさんは「DJ後藤まりこ」として活動中。
世界にも届いた“ミドリ”
なんと、アメリカ最大の音楽レビューサイト「Rate Your Music」にて、「あらためまして、はじめまして、ミドリです。」が史上最高の日本の音楽アルバムランキングで14位(2022年6月時点)にランクインする快挙を達成しました!
2024年6月時点では50位前後にランクダウンしていますが、それでも十分すごい記録です。
このランキングにはYMOや坂本龍一さん、Cornelius、フィッシュマンズといったレジェンドも名を連ねており、全アルバムを対象にした中での評価という点でも、まさに快挙と言えるでしょう。
アメリカの音楽マニアにもミドリの音楽がしっかりと届いている証であり、ミドリを応援してきた身としては感無量。
大阪の誇りです。
この勢いでアメリカツアーも実現できるのでは?と勝手に期待してしまいます。再結成…ありえるかも?
ミドリというバンドの成り立ちと個性
ミドリは2003年に大阪で結成され、難波ベアーズなど関西のライブハウスを拠点に活動するインディーズバンドとしてスタートしました。
その後メジャーデビューを果たし、東京に進出。
ロックシーンを賑わせたのも束の間、2010年に解散してしまいます。
※同時期にはオシリペンペンズ、赤犬、巨人ゆえにデカイなど、個性派アングラバンドが多数存在していました。
メンバー紹介
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ギター/ボーカル:後藤まりこ
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ドラム:小銭喜剛
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ピアノ/キーボード/シャウト:ハジメ(ハジメタル)
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ベース:岩見のとっつぁん(岩見継吾)
バンド名「ミドリ」の由来は、ドラムの小銭喜剛さんの祖母の名前から取ったそうです。
見た目と裏腹の激しさ、そのギャップが魅力
セーラー服姿でギターを掻き鳴らす後藤まりこさんのステージは、まさに**“見た目”と“音”のギャップが炸裂するスタイル**。
ロリ声で可愛く歌っていたかと思えば、次の瞬間には凶暴なシャウトやデスボイス。
その振れ幅がものすごく、一度観たら忘れられないパフォーマンスでした。
初期には“エロラジカセ”という謎のポジションのメンバーもおり、イロモノ的な要素も強かったのですが、
ピアノ担当のハジメタルさんが加入してからは、プログレロック、日本の囃子、ハードコア、フリージャズまでを内包する幅広い音楽性へと進化していきます。
今の若い子は知らない人もいるかもしれないが、10年くらい前は、女峯田和伸の座は、間違いなく後藤まりこさんだった。ミドリの頃の後藤まりこさんは本当に凄かった。もっと売れると思ってたんだけど、気付いたら大森靖子さんにその座を奪われていた。
俺は今でも、後藤まりこさんのファン。 pic.twitter.com/ljGzpAbo9G— nakatogo (@nakatogo) July 25, 2019
雨続くのやだなあという気分を後藤まりこ声で吹き飛ばす。
ミドリ2010年5th。
初期の破茶滅茶は失われておらずしかしピアノやコントラバスを導入したフリージャジーな世界観は個性が強め、つまりカッコいい。
ネイティブ大阪弁の歌詞は、時としてゾクリとする程生々しくて恐怖する程なのに聴いちゃう。 pic.twitter.com/AP41ekdDxM— つう@死ぬ迄HR/HM (@LOVE10046642) September 17, 2021
バンド「ミドリ」のエピソード・逸話・解散理由について
ここでは、**唯一無二の存在感を放ったバンド「ミドリ」**にまつわるエピソードや、激しいパフォーマンス、そして解散の背景について紹介していきます。
後藤まりこのライブパフォーマンスは“パンクそのもの”
後藤まりこさんのライブは、まさに命がけのパフォーマンス。
サマーソニックでは高所からのダイブ、普段のライブでも観客に足蹴りをしたり、飛び乗ったり、掴みかかったりしながら歌う姿が話題になりました。
ヒヤヒヤしながらも目が離せない、そんなライブでした。
また、神聖かまってちゃんとのライブでは、の子さんにキスする場面も…。
過激なようでどこか繊細。“パンク”という言葉では収まらない感情表現がそこにはありました。
後藤まりこさん自身、「ミドリ時代は激しいパフォーマンスを無理していた」と語っており、精神的にもギリギリだったことが伺えます。
後藤まりこのMCと発言も“尖りすぎてる”
ライブMCも強烈で、最後のライブでは「ボクの投身自殺や」と発言。
またライブ中に「セッ○ス!」と連呼したり、「セッ○スより気持ちいいこと皆でしてるんやろうがぁ!」と叫んだり…常に観客の常識を揺さぶってくる存在でした。
ZAZEN BOYS、9mm Parabellum Bulletとも交流
当時、ZAZEN BOYSとの対バンもあり、向井秀徳さんからは「ジャズの要素があるバンド」と評価されていました。
また、9mm Parabellum Bulletとは非常に仲が良く、よく対バンをしていたことでも知られています。
“リハーサルしない”伝説の真相?
私はミドリがインディーズにいる際に兄がバンドをしていて対バンをした人の話を聞きましたが、ライブのリハーサルをしないという噂を聞きました。
ですが、ライブ本番になったら超絶テクニックのハジメさんのキーボードと、小銭喜剛さんのドラムがド迫力でバッチリ音が鳴る中、後藤まりこさんの畳み掛けるようなボーカルに圧倒されたのを覚えています。
メタル好き、アイドル好きで童貞のキーボードのハジメタルさん
超絶技巧派のハジメタルさんですが、ミドリのあとはGLAYのサポートメンバーをするなど活躍をされています。
当時キーボードのハジメタルさんのブログを何度も見に行っていましたが、メタル好きすぎてマニアックなメタルのアルバムを紹介していました。
と、同時にアイドルの追っかけをしながらかつ童貞というレアなポジションでした。
※無事に卒業されています
ライブで後藤まりこさんのパンツが見える
後藤まりこさんはセーラー服でライブを行うスタイルですが、観客のリフトアップでパンツが見えることがしばしば。
「黒かと思いきや黄金だった」と語られ、それを見たら“シューティングスター(流れ星)”と呼ばれていたとか。
本人は「そんなことで騒がんと、音楽とメッセージを聴いてほしい」と言っていたそうです。
ミドリの解散理由
後藤まりこさんはUstream配信にて、ミドリ解散の理由を次のように語っています。
「メンバー間でヒエラルキーができてしまって。バンドって運命共同体で家族やから、このままでは続けられへん。すごく好きやからこそ、これ以上は無理やった」
さらに、
「続けようとは思ったけど、それが“延命措置”になるのは違うと思った。始めた頃と同じ熱量でやり続けるのがバンドやと思う」
と続けています。
メンバーからの解散理由のコメントはありませんが、解散ライブでドラムの小銭喜剛さんが
「めっちゃいいバンドやろ、ミドリって。わしこのバンドめっちゃ好きやねん!」
と叫んでいた姿には、思わず胸が熱くなりました。
ミドリの再結成の可能性は?
後藤まりこさんが吉田豪さんとYouTubeで共演した際、再結成について問われると、
「ない。ムカつく」と即答。
どうやらハジメタルさんが成瀬心美さんとバンドをしていたことにムカついているらしく、笑ってしまうけど根は深いのかも…。
パンクで繊細な後藤まりこの素顔
後藤まりこさんは「なんで世の中は“怒らない方がいい”ってことになってるんかわからん」と語る、感情を隠さないタイプ。
一方でとても繊細で、病院に入った経験や、アルバイトをしていたことなども明かしています。
正直な性格ゆえに、SNSで「ぶっ○す」と書いて凍結されたことも。
それでも、「言わずにいられないもの」があるのだと思います。
ライブではスタッフ(後に結婚・離婚された方)に、全裸になった時にガムテープで貼られていたというエピソードも…まさに、伝説の人です。
後藤まりこと吉田豪さんの結婚・離婚エピソード
後藤まりこさんといえば、プロインタビュアー・吉田豪さんとの結婚報道でも話題になりましたよね。
YouTubeでの共演時には、後藤さんがブチギレたり小ゲロを吐いたり(!?)と、強烈すぎるシーンもありましたが、それを優しく受け止める吉田豪さんの姿が印象的でした。
その二人がまさかの結婚発表には、驚いた方も多かったのではないでしょうか。
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後藤まりこ「サインイン完了しました!」
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吉田豪「僕は初婚です」「交際は1年半くらいですかね」
しかし…残念ながら2024年11月時点では、2人は離婚。
一部では吉田豪さんの浮気疑惑も囁かれており、現在は争っている状況のようです。
とはいえ、後藤まりこさんはこれからも音楽活動を続けていくと思いますし、今なお稀有な“パンク魂”を持つ女性アーティストとして、応援していきたい存在です。
ミドリを聴くならこの曲!代表曲・有名な曲紹介
ここでは、ミドリの魅力をギュッと詰め込んだ代表曲・有名曲を紹介します。迷ったらまずはここから!
エゾシカ・ダンス
まずはこの曲、「エゾシカ・ダンス」。
思わず口ずさみたくなる「エ・ゾ・シ・カ エゾシカダンス~」というフレーズが印象的な一曲です。
この曲からは、メジャーデビューの勢いや覚悟のようなものが伝わってきます。
後藤まりこさんの可愛さと狂気が入り混じるボーカルに加え、ハジメさんのシャウトが絡むツインボーカル構成。
激しい演奏とサビのポップな展開のギャップがクセになる、まさにオルタナティブな一曲です。
あたしギターになっちゃった
メジャーデビュー後、最後のアルバムとなった**『shinsekai』**に収録された名曲。
ポップさとロックの勢いが絶妙に融合していて、ミドリの入門曲としてもピッタリなナンバーです。
個人的には、**この曲が一番好き!**と言ってもいいくらいのお気に入り。
タイトルからしてインパクト抜群ですが、歌詞もぶっ飛んでいて最高にかっこいい。
これぞ“ミドリ”という独自の世界観がギュッと詰まった一曲です。
これらの曲は下記のアルバムに収録されています。
ロマンティック夏モード
ハジメさんのキーボードが暴れまくり!
そこに、ロリ声とシャウトを自在に使い分ける後藤まりこさんのボーカルが絡み合い、まさにカオスの中に美しさがある一曲。
ドラム、ベース、キーボード、ボーカル、全パートがぶつかり合ってるような激しさが魅力で、演奏というよりも音のバトルを聴いているかのような感覚になります。
**とにかく勢いがすごい。**ライブで聴いたら確実に心を持っていかれるタイプの曲です!
ゆきこさん
冒頭からいきなり「デストローイ!」でぶっ飛ばしてくる名曲。
ハジメさんが繰り出す、ラップじゃないけどキャーキャーうるさいホルモン風ボーカルが炸裂!これはもうマキシマム ザ ホルモンのノリに通じるものがあります。
しかもBメロは意外とポップでキャッチー。
…なのにサビでまた「デストロイィィ!」と暴れだすギャップのある展開がクセになる。
**暴力的だけどどこかキュート。**それがミドリ流のロックです!
どんぞこ
岩見のとっつぁん(ベース)、ハジメさん(キーボード)、小銭喜剛さん(ドラム)の三人が繰り広げる、フリージャズばりの暴走演奏が圧巻!
まるでジャズとハードコアが正面衝突したような激しさと混沌。
各楽器が自由に暴れながらも、どこかでギリギリまとまっているこのバランス感がたまりません。
まさにどん底から這い上がるようなエネルギーに満ちた一曲。
演奏で殴ってくる系のミドリを体感したいなら、まずこれ!
あんたは誰や
ライブでは**「あんた誰や!」と客に向かって叫ぶインパクト大の一曲。
実際に観客が胸ぐらを掴まれて絶叫されるシーン**もあって、客席がざわついた伝説のナンバーでもあります(私はビビりました…笑)。
でも、この曲の最大の見せ場はピアノソロの後のMC!
後藤まりこさんの鬼気迫る煽りが炸裂し、会場のテンションは最高潮に到達。
まさに“ライブ映えする爆裂パンク曲”、ミドリの真骨頂と言える1曲です!
POP
ライブのラストを飾るのにぴったりな名曲「POP」。
後藤まりこさんが客席にダイブして大暴れしたあと、静かに始まるこの曲は、
ミドリのライブにおいてまるでエンディングロールのような存在です。
特徴的なのは、観客のど真ん中にマイクスタンドを立てて歌うという演出。
その姿に、フロアが息を呑むような緊張感と感動が生まれます。
美しいピアノの旋律にのせて、後藤まりこさんの澄んだ歌声と切ない歌詞が響き、
さっきまでの激しさとのギャップが心に染みる一曲です。
アルバム『ファースト』のラストナンバーとしても収録されており、
ミドリの暴れっぷりと繊細さ、その両方を象徴する名バラードです。
ミドリの名アルバム紹介
あらためまして、はじめまして、ミドリです。
こちらは米国「Rate Your Music」の『史上最高の日本の音楽アルバム』でも14位を取得したアルバム。
アメリカの音楽マニアも認める曲ってすごくない??
ファースト
初期のライブの代表曲が集めれたこのアルバムが一番聴きましたね!
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ライブ!!
「あんたは誰や」から「POP」の最高に盛り上がってからバッチリ締めてくれるこのライブを体感できるのはこのライブアルバムのみです。
清水
メジャーデビューとして発売されたアルバムですが、再録されたロマンティック夏モードやエゾシカ・ダンスなどの名曲が収録されています。
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Shinsekai
名曲あたしギターになっちゃった!だけでなく、あんたは誰やと同等のかっこいい曲「どんぞこ」が収録されています。
ミドリの音楽のルーツ
ミドリは「大阪のいびつなJUDY AND MARY」と言っていることからジュディマリのYUKIさんの可愛いロリ声などで影響が後藤まりこさんに見られます。
また客席の真ん中にマイクスタンドを立てて歌う、ライブでシンバルの上に登る、ライブの煽り方などは大阪のバンド「オシリペンペンズ」の石井モタコさんの影響を感じさせました。
ハジメタルさんは名前にメタルが入っているだけあって、メタルが大好きでメタルの影響も強いです(シャウトなど)。
ミドリのメンバーのその後の活躍 元メンバーなど
後藤まりこさんの活動:「後藤まりこ」から「DJ後藤まりこ」へ
後藤まりこ名義でもソロ活動を行っていました。
ミドリとはまた違った魅力の楽曲が多く、繊細さと激情が交錯する世界観がファンの心を掴んでいました。
ソロ名義でも名曲は多く、特に「スナイパー」「恋愛マシーン」などは、ミドリにはなかったポップなメロディと鋭い歌詞で多くの人を魅了しています。
名曲「スナメリ」
しかしある日、突如Twitterでの「辞めます」宣言により表立った活動を一時停止。ファンにとっては非常に残念な出来事でした。
音楽、完全にやめることにしました
もうこれ以上だらだらやりたくないし
これ以上好きな音楽を汚したくない
2年くらい考えてだした結果です
いつも辞める辞めるって言ってばっかでややこしくてごめん
踏ん切りがようやくちゃんとつきました
揺るがない気持ちで、やるしかないって思いで上京してきたけど、もう疲れちゃった笑!
おばさんだもん笑!
大人になっちゃったよー笑!僕なんかが音楽で何かを変えれるって信じてしまってたのが間違いだった笑!
つらい笑!
ところが…!
やはりライブが好きだったのでしょう。現在は、**「DJ後藤まりこ」**としてライブハウスでの活動を再開!
たぶん2010年のBECRラストライブの時のOTODAMAでミドリ見て以来10年ぶりの後藤まりこ\(^^)/
久しぶりに着るミドリのTシャツ着てったらめっちゃ反応してくれたからよかった😊
やっぱミドリの頃の方が好きだけどDJ後藤まりこもよかったヽ(´▽`)ノ pic.twitter.com/UlFkmH2jBD
— あみ (@ami_rei) January 26, 2020
あのちゃんに影響を与えた?後藤まりこ
あくまで個人的な推測ですが、今やテレビでも見ない日はないほど大人気のあのちゃんに、
もしかすると影響を与えた人物の一人が後藤まりこさんなのではないかと思っています。
というのも、あのちゃんがアイドルグループ「ゆるめるモ!」に所属していた頃に、
「ゆるまりこ!~ゆるめるモ!新メンバーに後藤まりこ一日加入!?~」というイベントで
後藤まりこさんと共演していたことがあるんです。
実際に、あのちゃんのX(旧Twitter)でもこんな投稿がありました:
後藤まりこさんと(・x・ ≡ )💕
ほんとに楽しかったです☀︎
ありがとうございましたっ pic.twitter.com/JV8vOASMH0— あの (@aNo2mass) August 22, 2014
あのちゃんの一人称「僕」や、独特な動き・奇抜な表現には、
どこか後藤まりこさんの自由さ・パンクさに通じるものがある気がします。
もちろん、詳しいことは分かりませんが(笑)、
当時からステージ上で異彩を放っていた2人が交差した瞬間には、
何かしらの影響が生まれていたかもしれません。
DJ後藤まりことしての活躍
打ち込みサウンドを軸に、デジタルハードコアやエレクトロ・ノイズ的要素を取り入れた楽曲を展開。
アタリ・ティーンエイジ・ライオット(Atari Teenage Riot)を彷彿とさせるような激しさと混沌のある音像は、まさに後藤まりこさんにしかできないスタイル。
「ライブで暴れる人がPCを手に入れたらこうなるんだ!」という感じの、自由で爆発的なパフォーマンスが特徴です。
打ち込みを得たことで、むしろ音楽的に“解放”されたような印象もあり、
相変わらずのメロディセンスと、言葉のセンスは健在。まさに進化系・後藤まりこ。
ドラムの小銭喜剛さんのその後の活動
小銭喜剛さんは、解散後しばらくして**バンド「ニガミ17才」**に参加し、再びその存在感あるドラミングでファンを魅了しました。
しかし、家庭の事情により脱退されたとのことです。
ライブMCなどでも度々登場した**口癖「わっしょい」**は健在で、ミドリ時代と変わらぬキャラクターに思わずほっこりしてしまいます。
キーボードのハジメタルさんの その後の活動
超絶技巧のキーボーディスト・ハジメタルさんは、ミドリ解散後も多彩な活動を展開。
ソロ活動のほか、GLAYのサポートメンバーとしてツアーに参加したり、
**成瀬心美さんをボーカルに迎えた「ここみんバンド」から派生したバンド mezcolanza(メスコランサ)**での活動など幅広いシーンで活躍しています。
さらに、SCANDAL(スキャンダル)やタルトタタンへの楽曲提供、
映画『貞子3D』の音楽制作に関わるなど、マルチな才能を発揮しています。
ベース・岩見のとっつぁん(岩見継吾さん)のその後
ベーシスト「岩見のとっつぁん」こと岩見継吾さんは、ミドリ解散後もさまざまな音楽プロジェクトに参加。
Alfred Beach Sandal、Gato Meeting、Zycos、Oncenth Trioなど
複数のバンドで演奏し、その確かなプレイで音楽シーンを支え続けています。
ミドリの元メンバー
ミドリには他にも個性豊かな元メンバーが在籍していました。
たとえば、劔樹人さん(「あらかじめ決められた恋人たちへ」などで活躍)は
一時期ミドリでベースを担当。
また、初期には**「エロラジカセ」こと博智さん**というインパクト抜群のノイズ/テープパフォーマーも在籍。
喘ぎ声のテープやノイズを操る独自の表現で、初期ミドリのイロモノ感を強めていた存在でした。
ミドリの貴重なライブ映像
2009年の初体験
かっこいい。パンクバンドは一瞬の輝きのために燃やし尽くす。ミドリもそれぐらい燃え尽きるようなライブをします。
2:30 – 都会のにおい。
7:00 – うわさのあの子
11:05 – ゆきこさん
14:38 – ハウリング地獄
18:25 – エゾシカ・ダンス!!
23:00 – あかん!!
26:45 – 朽ちては果てぬ
31:15 – 声を聞きたいのですが、聞こえないのです
37:00 – 愛って悲しいね
40:20 – お猿
42:36 – 愛のうた
47:20 – 獄衣deサンバ
50:15 – あんたは誰や
53:38 – swing
2005 SUMMER to 2006 WINTER LIVE!!
LAST LIVE sayonara goto-san
こちらはラストライブとなったライブですね。
00:00:00 / Intro
00:02:16 / Hato
00:07:59 / Ai no Uta
00:11:22 / Uwasa no Ano Ko
00:15:56 / Yukiko-san ゆきこさん
00:19:05 / Ezo Shika Dance!! エゾシカダンス
00:23:49 / Atashi no Outa
00:28:50 / Speedbeat
00:33:55 / Aitte Kanashii ne
00:41:03 / Rhythm
00:45:04 / Howling Jigoku
00:52:28 / Koe wo Kikitai no Desu ga, Kikoenai no Desu
00:57:49 / Tettou no Ue no Futari
01:01:51 / Swing スウィング
01:09:13 / Donzoko
01:14:47 / Gokui de Samba
01:17:23 / Anta wa Dare ya あんたは誰や
01:20:58 / POP
ミドリ、後藤まりこさんのまとめ
ミドリは大阪のシーンを盛り上げたハードコアバンドと言って間違いないでしょう。
激しいパフォーマンス、圧巻の演奏力、そして後藤まりこさんの唯一無二の存在感が、音楽ファンの心を掴んできました。
ぜひミドリを始め、後藤まりこさんのソロ作品も含めて、その音楽に触れてみてください。
きっと一度聴いたら忘れられない強烈なインパクトがあるはずです。
また、ミドリをきっかけにDJ後藤まりこさんや、超絶技巧派キーボーディストのハジメタルさんに興味を持った方は、ぜひそれぞれの活動もチェックしてみてください!
彼らの音楽は今も進化を続けています。
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