天才小島麻由美の名曲やアルバム紹介 椎名林檎との関係とは

今回は、女性ミュージシャンの 小島麻由美 さんをご紹介します!

ソロの女性アーティストとしては「知る人ぞ知る」存在で、その天才的なソングライティングセンス、個性的な歌声とメロディライン、そして洒脱な演奏などから、椎名林檎さんと比較されることも多いアーティストです。

彼女が紡ぎ出す音楽ジャンルは実に幅広く、1950年代のオールディーズから強い影響を受けていると言われています。その影響をベースにしながら、ジャズ、フレンチポップス、ラテン音楽、昭和歌謡、ロックステディ、ブルースなど、さまざまな音楽スタイルを自在に取り入れた楽曲を展開しています。

ただし、「売れ線」のアーティストではないため、どうしてもマニアックな存在として語られることが多いのが悔しいところ…。ですが、その分、今回は存分に彼女の魅力をお伝えできればと思っています。

※オリコンでは最高14位という実績があるので、「ミュージシャンに知られたミュージシャン」といった立ち位置とも言えるでしょう。
※昔はヴィレッジヴァンガードなどでよく流れていた、知る人ぞ知るオシャレなミュージシャンでもあります。

ちなみに、小島麻由美さんはご結婚されていて、お子さんもいらっしゃるとのこと。育児と音楽活動を両立するうえで、周囲の協力なしには成り立たないというエピソードも語られています。

また、小島麻由美さん自身は、「渋谷系」として扱われたかったという思いもあったそうですが、実際にはその枠に入ることはなかったようです(※サポートベースは渋谷系のカジヒデキさんが務めていたこともあるのが面白いですね)。

このページを通して、小島麻由美さんの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。

目次

シンガーソングライター小島麻由美さんの天才エピソード

小島麻由美さんが優れたミュージシャンとしてのエピソードを紹介します。

シンガーソングライター 小島麻由美さんの“天才”エピソード

ここでは、小島麻由美さんが優れたシンガーソングライターとして評価されているエピソードをご紹介します。

ワンピースの作者・尾田栄一郎さんもファン!天才ミュージシャンとしての存在感

なんと、あの大人気漫画『ワンピース』の作者・尾田栄一郎さんが小島麻由美さんの大ファンだというエピソードがあります。

実際にその影響から、映画『ONE PIECE FILM GOLD』の劇中歌に彼女の楽曲が採用されたという実績もあります。

尾田栄一郎さんと小島麻由美さんの対談インタビューでは、尾田さんがいかに彼女の音楽を愛しているか、その熱量がひしひしと伝わってくる内容でした。

「もっと多くの人に小島麻由美さんの音楽が知られてほしい」と感じさせてくれる、印象的なやり取りでした。

 

劇中歌「GOLD & JIVE〜SILVER OCEAN 」

この曲のイントロのタムを使ったドラムなんか、これこそ小島麻由美さんって感じのジャズで大好きなんですよね!※JUDEでも叩いていた城戸紘志さんがドラムを叩いています!

満島ひかりさんの歌い方が小島麻由美さんそっくりでびっくりです。

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ストリーミングで聴く

小島麻由美さんは椎名林檎さんに似ている?二人の共通点は?

小島麻由美さんは、よく椎名林檎さんと比較されることが多いアーティストです。
実際、私も初めて小島麻由美さんの音楽を聴いたとき、「これは椎名林檎さんが好きな人には絶対ハマる」と直感的に思いました。

お互いに影響を受けているのか、それとも偶然似ているだけなのかが気になって調べてみましたが、直接的な影響や接点は見つかりませんでした。

ちなみに、小島麻由美さんは1972年生まれで19歳でデビュー、椎名林檎さんは1978年生まれで同じく19歳でデビューしています。
どちらも早熟な才能を開花させた女性ミュージシャンであることは間違いありません。

英語で作るのが面倒で、作曲を始めた天才的なきっかけ

小島麻由美さんは、1950年代の音楽をこよなく愛しており、特にローズマリー・クルーニーというアメリカの女性ミュージシャンにハマったそうです。

普通は洋楽にハマると英語を勉強したりしますが、小島さんは「英語を覚えるのが面倒」という理由で、自分で曲を作る道を選んだのだとか。

その結果、18歳のときに作った初めての曲「真夏の海」が事務所の目に留まり、そのままデビューが決まったという逸話があります。これはまさに天才的なエピソードですね。

アルバムのジャケットは自作!アートも手がける多才さ

CDのアルバムジャケットも、実は小島麻由美さん自身が描いていることが多いそうです。

その独特なタッチの絵を見て、「どこかのイラストレーターの作品かな?」と思っていたら、まさかのご本人作。
毎回「もう描けない!」と言いながらも描かれているそうで、その多才さとストイックさが感じられます。

NHK『みんなのうた』にも選ばれた「ふうせん」

小島麻由美さんの楽曲の中でも、「ふうせん」という曲はNHKの『みんなのうた』で使用されたことがあります。

「みんなのうた」に選ばれること自体が、良質な音楽の証でもありますし、
それだけ幅広い層に届く感性を持っているということが分かります。

小島麻由美さんの名曲、名アルバムを紹介

それではここで、小島麻由美さんの名曲・名アルバムをいくつかご紹介したいと思います!

イントロの口笛とピアノの演奏がオシャレな「結婚相談所」

まず紹介したいのが、**「結婚相談所」**という曲です。

イントロの口笛とピアノの掛け合いがとてもおしゃれで、思わず口笛を真似して吹きたくなるような不思議な魅力があります。
さらに、そこに絡むベースのフレーズがとてもかっこよく、洗練されたバンドサウンドを感じさせます。

こうしたサウンドの作り込みを聴いていると、確かに椎名林檎さんを彷彿とさせる部分もあり、どこか共通する世界観を感じます。

個人的には、小島麻由美さんといえば「結婚相談所」というイメージが強く、彼女の代表曲のひとつとしてぜひ聴いていただきたい一曲です。

小島麻由美節が超炸裂!「おしゃべり!おしゃべり!」

イントロのドラムソロから勢い満点で始まる、インパクト抜群のナンバーです!

楽しくポップな印象の中にも、ジャズのようなオシャレな演奏が随所に散りばめられており、聴けば聴くほどクセになる一曲。
小島麻由美さんらしい個性とセンスが炸裂していて、まさに“これぞ小島麻由美節!”といえる仕上がりです。

こちらもポップでなんだかクセになっちゃう頭の中でリピートしちゃう歌詞の曲。
先生のことが好きになった女の子の歌ですね。

ファーストアルバムは名盤中の名盤「セシルのブルース」

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甘い恋

私が一番はじめに衝撃を受けた曲が、この「甘い恋」です。

日本人がこんなにもジャズで、ポップで、しかもクールな音楽を作れるなんて…!
イントロが流れた瞬間から、まさにそのセンスと完成度の高さに驚かされました。

小島麻由美さんの魅力を最初に感じた思い出深い一曲です。

 

展開も最高ですね。

 

わいわいわい

先ほど紹介した「おしゃべり!」が会話をテーマにした楽しい曲だったのに対して、こちらはひたすら「わいわいわい」するための、ノリの良さ全開な一曲です。

テンポも勢いがあって、繰り返しすぎない構成がライブで最高潮に盛り上がる要素になっています。
シャウト気味に歌うボーカルもとてもかっこいいですね。

ちなみに、「ちょっとそっちの彼と交換してよな」なんていうゾッとするような怖い歌詞も紛れているのが、小島麻由美さんらしいユニークさです。

甘い恋、わいわいわい収録の名4thアルバムがこちら「My Name Is Blue」

小島麻由美さんの名盤中の名盤といえば、やはりこの4枚目のアルバム**「My Name Is Blue」**です。

このアルバムは全曲通してもまったく捨て曲がなく、完成度の高さが際立っている一枚です。

オープニングから「甘い恋」でグッと引き込み、最後まで飽きさせません。
「わいわいわい」のようなライブ映えする楽曲も含まれていて、聴きどころが多く、小島麻由美さんの魅力を存分に味わえる傑作アルバムです。

 

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ストリーミングで聴く

小島麻由美さんの最高にあがる曲「トルココーヒー」

私が小島麻由美さんの楽曲の中でも最高にロックアンセムだと思っているのが、この「トルココーヒー」です。

テンポの速いリズムに加え、怪しげでクセになる小島麻由美さんの歌声、さらにホーンセクションが絶妙な雰囲気を作り出しており、独自の世界観に一気に引き込まれます。

歌詞は、友達が買ってきたトルココーヒーを飲んだら変な気分(シュビドゥビドゥバー)になっちゃうという、なんとも危険で不思議な内容。クセになること間違いなしの一曲です。

トルココーヒー収録のアルバムは「スウィンギン・キャラバン」

このアルバムはchakachakaなんかもオススメです。

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ストリーミングで聴く

黒い革のブルース

イントロから疾走感のあるドラム、怪しげなボーカル、そして疾走感のある演奏から一点してヘヴィーなリズムのサビ。

ロックステディ ガール

このアルバムからのシングル曲。

ラッパとドラムの掛け合いがかっこいいイントロ、クセになるメロディ。

 

収録のアルバムは5thアルバム「愛のポルターガイスト」

4thアルバムに負けじに素晴らしいアルバムです。

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ストリーミングで聴く

小島麻由美さんの処女作「真夏の海」

カルビー「夏ポテト」のテレビCMにつかわれたようです。

初めて作った曲がこのクオリティ。歌謡曲らしい感じですね!

スキャットがこのときからちゃんとあるのが小島麻由美さんらしいですね。

結局名曲が揃ったのはベストアルバム…

それぞれのアルバムももちろん聴いていただきたいのですが、やはり入門として最適なのはベストアルバムではないでしょうか。

こちらは小島麻由美さんの初期の楽曲を中心に収録したベスト盤で、どちらかというとポップ路線寄りの選曲になっています。

初めて聴く方にも親しみやすい内容で、小島麻由美さんの魅力をしっかりと味わえる一枚だと思います。

 

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天才ミュージシャン小島麻由美さんのまとめ

小島麻由美さんといえば、その独特の世界観と多彩な音楽性でファンを魅了し続けている天才ミュージシャンのひとりです。にもかかわらず、インターネット上ではあまり詳しく紹介されているブログや記事が多くなく、「もっと多くの人に知ってほしい!」という気持ちから今回この記事を書きました。

ジャズや昭和歌謡、ブルース、ラテン、ロックなどを自在に操るセンスは唯一無二で、まさに「知る人ぞ知るアーティスト」の代表格。CDのジャケットを自ら描くなど、そのアーティスト性は音楽以外にも溢れており、音・ビジュアルともに表現の幅が非常に広いのが特徴です。

現在も育児と音楽活動を両立しながら、ライブや作品制作を続けておられるとのことで、その姿勢には本当に尊敬しかありません。

これからも、多くの人に彼女の音楽の魅力が届くよう、私自身も応援し続けていきたいと思います。小島麻由美さんの音楽をまだ聴いたことがない方は、ぜひベストアルバムや「My Name Is Blue」などから触れてみてください。きっとその魅力に引き込まれるはずです。

 

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この記事を書いた人

90年代ロック、2000年代ロックにハマりフェスが大好きです。名バンドの名曲を紹介します。

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