今回はZAZENBOYS(ザゼンボーイズ)の紹介をしていきます。
このバンドはなんといっても元NUMBER GIRL(ナンバーガール)の向井秀徳さん率いる2000年代最強のバンドといえるのではないでしょうか。
ザゼンボーイズのどこが最強?凄さはどこかって?
向井秀徳のボーカルはメロディがしっかりあるものではなく歌がものすごく上手いタイプでもないのですが独特の味があり、彼のスタイルは、ロックのシャウトや和風ラップを巧みに取り入れたものです。
向井秀徳さんはナンバーガールが解散した後、MATSURI STUDIO(祭スタジオ)というオリジナルレーベルを設立し、そこでZAZENBOYSとして活動しています。
このバンドはメンバーチェンジも多いバンドでもあります。
現メンバーは、ギターとサンプラー担当 通称「カシオマン」吉兼 聡さん(元KICK’N THE LION)、松下 敦ドラム(元ズボンズのアツシ)、ベースのMIYA(ハードコアのバンド Bleach)さんですね。
元メンバーとしてはナンバーガールのドラマー「アヒト・イナザワ」さん、元ART-SCHOOLで町田のヤンキーと言われたベーシスト「日向秀和」さん、「吉田一郎さん」なども活動されていました。
後半にはナンバーガールとの違いなども紹介しています。
ZAZEN BOYSの代表曲・名曲・有名な曲を紹介
ZAZEN BOYSに興味はあるけど、どの曲から聴けばいいかわからない──そんな方のために、まずは代表曲や名曲、知名度の高い楽曲をご紹介します。
ZAZEN BOYSといえばといえる有名な曲「Himitsu Girl’s Top Secret」
イントロの力強さ、独特な変則リズム、そしてサビのキャッチーさが印象的で、2000年代J-ROCKを語るうえでも欠かせない名曲です。
さらにこの楽曲には、向井秀徳さんと同郷で親交のある椎名林檎さんが、コーラスとして参加しているという点でも話題となりました。
ライブ版が最高にかっこいいです。
新曲の「永遠少女」がまさかのZAZENBOYSのポップナンバー
2023年の12月19日に発表された「永遠少女」ですが、歌い出しがまさかの耳に残るポップさでビックリしました。
ギターのカッティングにポップなメロディに交わってくるベースはマジで気持ちよすぎ。
ニュー・エキサイト・オンナバンド“CHAI”とのコラボ曲
残念ながら解散してしまった女性バンドCHAIとザゼンボーイズがコラボしました。
CHAIは日本のみならず海外でも人気のバンドで、音楽ウェブメディア「ピッチフォーク」最注目若手バンドとしてCHAIのアルバム『PUNK』がその週のBEST NEW ALBUMに選ばれております。
そんなバンドとコラボしたのが、こちらのACTIONという楽曲。
ZAZENBOYSがリスペクトされているのがうれしいです!
RIFF MAN 変拍子が最強に気持ちいい!
私が個人的に大好きなのがこの曲。
勢いもあるし緩急の付け方も激しくてメロディも立っていて大好きな曲です。
ライブの曲の始まり方かっこいい!
最高に気持ち良いんですよね~
こちらの曲はこのZAZEN BOYSⅢに収録されてます。
安眠棒 (椎名林檎コーラス)
歌詞に「安眠棒で殺された」とありますが、そもそも安眠棒ってなんやねんという感じですw
頭の中でループになるクセになる曲です。
NO TIME
ロックなシャウトがかっこいい曲ですね!
Crazy days crazy feeling (椎名林檎コーラス)
向井秀徳ラップが最高潮の曲です!
三曲はこちらのアルバムに収録されています!
Honnoji (本能寺)
この曲もライブ向きの超かっこいい曲です。
ZAZEN BOYS(ザゼンボーイス)の名盤、名アルバム紹介
ザゼンボーイズはどのアルバムがオススメか、何から聴いていけばよいかを紹介します。
ZAZEN BOYS Ⅱ
ライブバンドとして、変拍子の演奏としてかなり確立されてきたのが2枚めのアルバムからです。
2~4曲目の繋がりも大好きです。
No Time と安眠棒は最高にかっこいい曲と思ってますね!
ZAZEN BOYS III
前述した曲RIFF MANなどが収録されています!突き詰めるところまで突き詰めたアルバムです。
12年ぶりのZAZEN BOYSの新譜が発表されました~
ZAZEN BOYSがアルバムの発表まで12年かかったんですね…
アルバム名は「らんど」。
アーティストたるものずっと作り続けるのはやはり大変というのがうかがえます。
ナンバーガールとZAZEN BOYSの違い
ナンバガ(ナンバーガール)とZAZENBOYSの違いは、ナンバガがストレートで疾走感のある曲を多く演奏するのに対し、ZAZENBOYSは向井秀徳が自己探求を進めより複雑な演奏スタイルを持つバンドである点です。
また、ナンバーガールには女性カリスマギタリストとも言える田淵ひさ子がいるかどうかも大きな違いかもしれません。
まぁナンバガの後期は Num-Ami-DabutzなどはもうほぼZAZEN BOYSだろ?って言うぐらいの複雑な演奏ですけれどね。
こちらは番組「ガキの使いやあらへんで!」でも使われていた名曲です。
田淵ひさ子の変態ギターがたまらん曲です。
ZAZEN BOYSのちょっと面白いエピソード集
曲の構成や変拍子が複雑すぎて観客が固まる⁉
向井秀徳さんがあるインタビューで語っていた話ですが、ライブで新曲を演奏すると、お客さんがどう反応していいかわからず、呆然として固まってしまうことがあるそうです。
たしかにZAZEN BOYSの楽曲は変拍子や複雑な構成が多く、初めて聴いたときにはどうノッていいのか迷ってしまうというのは、聴いたことがある人なら共感できるかもしれませんね!
(……いや、これはある意味“ZAZENあるある”かも?)
レッド・ツェッペリン愛が強すぎる!
メンバー紹介の際には、好きなレッド・ツェッペリンのアルバムを書いているという謎のエピソードも(笑)。
「それ誰得?」と言いたくなるような紹介ですが、そこがまたZAZENらしいというか、ブレない音楽愛が伝わってくるところでもあります。
ちなみに向井秀徳さん自身は、ZAZEN BOYSのことを「法被を着たレッド・ツェッペリン」と表現しており、そこにも彼のユーモアとリスペクトが込められています。
ZAZEN BOYSの音楽的ルーツは?
これはもう明確で、レッド・ツェッペリンからの影響が大きいことは間違いありません。
複雑なリズム、構成の妙、ライブでの爆発力──そういった部分には、ツェッペリンに通じるものを感じます。もちろん和風なニュアンスやラップ的要素を取り入れている点では、向井さんならではの進化系ロックとも言えるでしょう。
ZAZEN BOYS(ザゼンボーイス)のまとめ
ここまでZAZEN BOYSについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
NUMBER GIRLは解散してしまいましたが、ZAZEN BOYSは現在も精力的に活動を続けており、常に進化し続けるバンドとして多くのファンを魅了し続けています。
個人的には、NUMBER GIRLよりもZAZEN BOYSのほうが激しい曲が多くて好みです。攻めた構成や変拍子、独特なボーカルスタイルなど、他に似たバンドが存在しない唯一無二の魅力があります。
この記事をきっかけに、ZAZEN BOYSを初めて知った方や、気になっていたけど聴いたことがなかった方にも、ぜひ楽曲に触れてもらえたら嬉しいです。
そしてファンが一人でも増えていくことを願っています!
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