BUCK-TICKのすごさについてなかなか語られたりすることがないので紹介をしていきたいと思います。
ヴィジュアル系バンドの元祖、35年以上不動のメンバーで活動、最高傑作が常に最新作がよく言われているBUCK-TICK。
確かにそれはそうなんですが、イマイチピンとこない私がBUCK-TICKの凄さについて改めて語りたいと思います。
BUCK-TICK好きとして有名なのは、LUNA SEAのJ、SUGIZOなどをはじめとしたヴィジュアル系のバンド、芸人のヒロシさんなどがいます。
メンバーはボーカルの櫻井敦司さん、ギターで作曲の大半を行う今井寿、サイドギターで重要な作曲も行う星野英彦、ベースの樋口豊さん、ドラムのヤガミトールさんの不動の5人。
もともと氷室京介さんと同じ群馬県の出身5人で、スターリンのカバーバンド非難Go-GoというバンドからBUCK-TICKになりました。
X JAPANとともにヴィジュアル系の元祖とも言われております。
※DEAD ENDなども言われておりますが、一般的にBUCK-TICKとX JAPANと思っています
2023年10月にボーカルの櫻井敦司さんが亡くなられて非常にショックを受けましたが、今井寿さんは最後の一人になっても活動を続けるよと言ってくれているので今後の活動にも期待しています。
BUCK-TICKの凄さとは
バクチクってどこが、すげぇんだよ?ということについて語りたいと思います。
櫻井敦司の唯一無二の美しさ、ボーカルの表現力、作詞の才能
櫻井敦司さんから多くのヴィジュアル系が誕生したのだと思うほど影響を与えたと思っています。
やはりルックスがよくて+歌もかっこいいというのは衝撃ですよね。
※櫻井敦司さんことあっちゃんは2023年にライブ中に意識を失い病院で治療をうけるも亡くなられました。
櫻井敦司さんのルックス
櫻井敦司はルックスが非常に端正でタモリさんにもMステで男前だよね~とよく言われ、また年をとっても魔王とも言われるほど老けない美貌をたもっていました。
それは海外の方から見ても美しく、アジアのジョニー・デップといえばこの人だよねとか。ヴァンパイアのようだとか褒められることもありました。
ルックスはもちろん素晴らしいのですが、それを老けないようにする努力も私は素晴らしいと思っています。
多くのロックスターが年をとるとかっこ悪くなるなか、櫻井敦司さんは亡くなられるまで美しい姿を保っていました。
櫻井敦司さんの歌の魅力
櫻井敦司さんはボーカルの点ではあまり評価は上がらなかったのですが、様々なアルバムを聞けば彼のボーカル力はすごいと感じました。
BUCK-TICKの歌は「櫻井敦司以外が歌ってもサマにならない」というところ。
詳しく紹介をすると
櫻井敦司さんの表現力
彼のボーカルが凄まじいと思ったのは、私は表現力です。
幻想の花などのバラードもうっとりさせるぐらい聴かせることができるのですが、その点よりも様々な歌い方が可能なボーカルという点。
例えば「青の世界へようこそ」などのセリフ口調のボーカルを表現する力(これ一般の人が歌うと恥ずかしくなるでしょう)
でもそれを櫻井敦司さんはBUCK-TICKの世界観へ連れて行ってくれる。
ルックスと表現力がないとできないことだと思います。
低音~中音域に魅力的な声で稀有な存在
また低い低音を使いこなし聴かせる90年代では珍しいボーカルだとも思っています。
ヴィジュアル系といえば声が高くて一般の人だと歌える人が限られるというパターンが多いのですが、BUCK-TICKの「Love letter」「MACHINE」などは逆に声が低すぎて出ません。
イエモンなどはどちらかというと中音域だったので、低音域に魅力があるボーカルは稀有な存在でした。
櫻井敦司さんの作詞能力
またなかなか評価には高く上がっていませんが、私は櫻井敦司さんの作詞の能力も非常に高いと思っています。
息子が遠野遥さんという芥川賞受賞作家ですが、インタビューで文才があると櫻井敦司さんのことを称賛していました。
※SUGIZOさんもラジオで櫻井敦司さんの歌詞の素晴らしさについて語っていました
楽曲は作曲だけでも世界観は出ますが、作詞がしっかりしたものでないと世界への没入感がないのですがBUCK-TICKの作詞はほぼ櫻井敦司さんがされていました。
23作のアルバムの歌詞をするって改めてすごいと思います。
そして歌詞も良いのですが、同じようなことばかり言わない表現力の幅広さ、そして暗い根暗やネガティブな人にこそ寄り添うような気持ちの表現力は唯一無二でしょう。
櫻井敦司、今井寿のロックスターが2人いるバンド
ロックは見た目も大切でヴィジュアル系ともなれば特にです。
美しく妖艶でかっこいい櫻井敦司さん。
彼に憧れたボーカリストは多くいるでしょう。
そしてもうひとりのロックスターが今井寿さん。
ピエロみたいな格好もすれば、時計じかけのオレンジのような格好、パンキッシュな見た目の今井寿さん。
ギターの形も特殊で一目見れば今井寿だというギターモデル。
そしてテルミンやギター・シンセサイザーや不協和音や飛び道具も使えるギターリスト。
またパンキッシュな歌い方や、ラップもするボーカルとしての才能もあります。
今井寿の35年以上続く作曲能力
つづいてすごいのが今井寿の作曲を続ける力ですね。
23枚のアルバムの8~9割の作曲を続けられるのって才能ですね。
通常同じような曲ばかり飽きちゃうとなってしまいそうですし、35年もたてばまたこんな曲か…と通常はなるかもしれませんがBUCK-TICKはこんな方向の曲も作れるのか、新しい要素を入れてきたすごいと新たな発見もする作曲能力があります。
星野英彦の作曲センス
今井寿に隠れてはいますが、サイドギターの星野英彦の作曲センスも非常に高いです。
BUCK-TICKのNo1人気曲「JUPITER」は星野英彦さんの作曲ですし、「幻想の花」などのシングルも星野英彦の作曲したものです。
1バンドに作曲者が2人いることで幅広い曲を提供できる魅力がBUCK-TICKにはあります。
どのジャンルも取り込みBUCK-TICK色に昇華するアレンジ力、編曲能力
私がすごい点だと思っているのが、楽曲サウンドに取り入れるジャンルの広さ、多さですね。
ロック、ビートロックやゴシックロックを主軸とし、テクノ、ジャズ、ヒップホップ、ドラムンベース、ダブなども取り入れてBUCK-TICK色にするアレンジ力のすごさです。
コレはなかなか他のバンドではできない点だとおもっています。
そして最新のアルバムになってもずーっと何かを取り入れたりしている点ですね。
実験的に楽しんで自分たちの好きなことをしつつ、ファンをガッカリさせないすごさがあると思います。
35年以上不動のメンバーで仲良しのBUCK-TICK
会社でも何年もいれるのは難しいのに35年以上5人で活動を続けられるBUCK-TICKはすごいと思います。
これだけ長く続けているのはエレファントカシマシ、THE ALFEEと数えるほどしかないと思います。
元祖ヴィジュアル系でありながら、フレンドリーなBUCK-TICK
ここは勝手にオマケですけれど、ヴィジュアル系の元祖的な存在なのに後輩などのフェスにも快く出演し、そして後輩をたたせるその姿勢がかっこいいなと思います。
LUNATIC FEST.、清春さん、氣志團などのステージで見ましたが、大御所にもかかわらず偉そうにもしておらず皆から慕われいるのを感じました。
BUCK-TICKのすごさ、凄い点まとめ
BUCK-TICKはなかなか世間にすごさが伝わっていないバンドだと思いましたので、改めてブログに書きました。
ドップリのファン目線だと愛が強すぎてすごさが伝わらないかと思いましたので、洋楽も邦楽も好きな私がちょうどよい距離でブログにしました。
BUCK-TICKは小学生の時に兄が聞いていましたし、ギターを買ってからもよくコピーをした記憶があります。
兄が弾いてくれたBUCK-TICKのギターのイントロは何よりもかっこよかったです。